総務省が5月17日に発表した2015年の家計調査で、2人以上の世帯の平均貯蓄残高は前年比0.4%増の1805万円となり、過去最高になったことがわかった。ただし、中央値は1054万円。平均値を下回る世帯が68%と約3分の2を占めており、一部の富裕層の貯蓄増が全体を押し上げていた。
増加は3年連続。定期預貯金が2014年と比べ24万円減ったが、普通貯金は14万円、株式や投資信託などの有価証券が13万円伸びた。定期預貯金の減少は、金利低下の影響とみられる。
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■年齢別に見ると…
貯蓄額を世帯主の年齢別に見ると、30代では平均666万円となり、世帯あたりの平均年収614万円の1.08倍。40代では平均年収734万円に対し、一世帯あたりの貯蓄は1024万円と、1.43倍だった。
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【訂正】「40代では平均年収734万円に対し、一世帯あたりの貯蓄は1024万円と、2.13倍だった」と書いていましたが、正確には1.43倍でした。(2016/05/18 18:15)