「メグ・ライアンがまるで別人」とトニー賞で話題。でも、それってただ...

「メグライアンに一体何が起こった?」

有名人が年を重ねると、無慈悲なまでに批判的な意見が寄せられる。

6月12日にニューヨークで開催されたトニー賞授賞式は、同日未明に起こったフロリダ州オーランド銃乱射事件の追悼ムードに包まれた。しかし、ミュージカル「シー・ラブズ・ミー」を紹介するために、女優のメグ・ライアンが舞台に上がると追悼ムードが、途中で一変した。

彼女の「見た目」に、注目が集まったのだ。

第70回トニー賞で、舞台に立ったメグ・ライアン

いくつかのメディアが、「メグ・ライアンに一体何が起こった?」と彼女の見た目を取りあげた。また、当日はFacebookのトレンドに上がるほど、現在54才のメグ・ライアンが私たちみんなの記憶にある映画「恋人たちの予感」の頃の彼女と似ても似つかない、という書き込みがソーシャルメディアに寄せられた。

しかし「恋人たちの予感」が公開されたのは1989年だったことを忘れないでほしい。私が見る限り、トニー賞で彼女は素敵なドレスを着て、舞台に登場した。だけど、FacebookやTwitterで話題になったのは、彼女の「新しい顔」だった。

「メグ・ライアンがメグ・ライアンのように見える時代を知っているなんて、歳をとったな」

「メグ・ライアンを見て思わず息をのんだ。みんな目が離せなかったと思う」

「神様…メグ・ライアンに何が起きたのでしょう?」


メグ・ライアンに何が起こったのか? 私たちは皆、年をとる。なぜ、有名人が歳を重ねて見た目が変わると、ショッキングなニュースとして扱われるのだろう

2014年には、女優のレネー・ゼルウィガーが「誰だかわからない」と話題になった。当時45才のゼルウィガーはこう答えた。「たぶん私の見た目が違うからでしょう。年をとっても、見た目が変わらない人なんているのでしょうか?」そして彼女は、自分の見た目に対する批判を「ばからしい」と一蹴した。

また「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」にレイア姫役で主演した女優のキャリー・フィッシャーは、2015年に美しく年を取っていないと批判された。59才のフィッシャーは批判に対し「若さと美しさを持っていることは、何かの達成の証ではありません」と答えた。一方で、批判に心が傷付いた、とも彼女は述べている。

昔の面影がなくなったスター」といったタイトルの記事をしょっちゅう目にするが、それはただ歳を取っただけだ。それはとても自然で、私たち全員に訪れることだ。

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

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