古市憲寿氏「謝罪文すら読めない」自虐発言にスタジオ爆笑 小沢一郎氏は怒り収まらず

古市氏は「ネットって守ってくれないんですよ。テレビの人の方が自由に言えてる」と発言した。

「ネット党首討論」の司会として「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎代表に「再婚相手は見つかった」と質問して物議を醸していた社会学者の古市憲寿氏が6月26日午前に放送されたフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。「謝罪文すらも読めない」と、自分をネタに笑いを取った。

「ネットって守ってくれないんですよ。運営者の方もテレビとはちょっと違うし」

この日の番組の冒頭で古市氏は、ネット党首討論について「自分でも映像を見返したんですよ。そしたらすっごい失礼で。確かにこれはまずい」と述べた。

「特に謝り方が誤解を招いちゃって。紙を棒読みで読んだんです。ちょっと運営側への反発があって。1個目の発言をした後に、軽くその場で謝ってるんですね。それでも運営側が「この紙の通りこのまま読んで欲しい」というのが来て、それちょっとおかしいと思ったんですね。もし謝るなら自分の言葉で謝らないと意味がないと思ったので、それで棒読みで読んじゃったら、より失礼に見えて。確かにこれは失礼なのかなって気が」

ホストの松本人志氏は「簡単な話、盛り上げ損ねただけの話なんですよ。受けてたらこうなってないんですよ。質問が滑ったということなんです。仕掛けたということのナイスファイトは認めて欲しい」と擁護し、古市氏も「全員に失礼なことを言っていれば、こうはならなかった」と応じた。

一方、番組内では、松本人志氏が「古市さん、やっぱ今日、元気ないよ。パンチが切れてない。相当やられた?」と指摘すると、古市氏は「ネットって守ってくれないんですよ。運営者の方もテレビとはちょっと違うし、反応はダイレクトに返ってくるし。テレビの人の方が自由に言えてる」と、党首討論での発言にネット上で批判が集中したことを念頭に置いた発言をした。

さらに、ドラマの脚本をめぐるゲストの宮藤官九郎氏とのやりとりのあと「ドラマ出ないでしょう?」と松本に問われ「だって謝罪文すらも読めないんですよ」と発言して、山崎夕貴・フジテレビアナウンサーから「極端な棒読みですよね」と突っ込まれるなど、スタジオの爆笑を買っていた。

古市氏は19日夜に開かれたネットメディア10社共催の「ネット党首討論」で、安倍晋三首相ら与野党9党の党首が参加する討論の司会を務めた。その際に「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎代表に「再婚相手は見つかったんでしょうか?」と質問し、小沢氏が「それは今日のテーマでしょうか。興味でこういう討論をするんじゃないんじゃないですか」と不快感を示し、古市氏が討論の最中に謝罪文を読み上げていた。

「小沢代表の名誉を棄損し、党首討論を混乱に陥れた」

一方、小沢氏は24日、「ニコニコ動画」を運営する株式会社ドワンゴと古市氏に正式な謝罪を求めた。

6月19日に開催されたニコニコ動画主催のインターネット生放送の党首討論の際に、司会者である古市氏が、参院選直前の非常に重要な時期であるにもかかわらず、政策や選挙とは無関係な内容の質問を小沢代表に行い、小沢代表の名誉を棄損し、党首討論を混乱に陥れたことに対して抗議をするものであります。

株式会社ドワンゴ及び古市憲寿氏への抗議の通知 | 生活より 2016/06/24)

主催した「わっしょい!ネット選挙」は21日、「不適切な発言があった」と謝罪文を掲載したが、小沢氏は改めて、討論の実質的な主催者だったドワンゴと、古市氏本人の謝罪を求めた形だ。

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