PAUL HACKETT / REUTERS
アメリカ人女優スカーレット・ヨハンソンの名前は、7月上旬に発表された「ハリウッドで最高に稼ぐ俳優リスト」で見つけることができる。彼女はトップ10入りした唯一の女性であるだけでなく、ヨハンソンが出演した『アヴェンジャーズ』の共演者2人も彼女より上位にいた。
興行収入は、ハリウッドの賃金格差を測る最も科学的な方法ではないかもしれないが、リストのどのくらいの位置に次の女優がランクインしているのか探すと——19位にキャメロン・ディアスがいた。このリストは、ハリウッドで活躍する女性が、まだどれほど進歩を遂げねばならないのかはっきり思い起こさせるのに役立つだろう。
「このカテゴリーの中で唯一、女性としてランク入りできたことは嬉しいわ」とヨハンソンは6月30日、ジーン・シスケル・フィルム・センターで行われた恒例イベントで「Extra」に語った。「ただ、このカテゴリーで私が唯一の女性だってことに実際は、がっかりもしています。だってちょっと驚きですから」と彼女はつけ加えた。
しかし、コメントについてヨハンソンに詳しく説明してもらったり、ハリウッドの性差別について語ってもらったりする代わりに、「Extra」のインタビュアーは、なぜか母親業のことや他についての質問を始めた。「どうやって、母親であることと、魔の2歳児の面倒をみることを両立させているのですか?」
そのインタビュアーは、どうやら「#AskHerMore」(女性たちにもっと深い質問を)というキャンペーンを知らないようだ。これは2014年に、服装、デートまた母親業についての質問だけではなく、より本質的な質問を女優たちに問いかけるように、リポーターたちに挑戦を促す目的で生まれたキャンペーンだ。
このインタビュアーは、これだけでは終わらなかった。
ヨハンソンが、働く母親たちに「サムズアップ(親指を立てるしぐさ)」をして丁寧に返答したところで、インタビュアーは、「まだ汚れたオムツを取り替えているんですか?」という母親業についてのプライベートな質問を重ねたのだ。
インタビューはこちらの動画で確認できる(英語)
ハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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