7月22日に日本でサービスを開始したスマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO」。
長崎県・対馬の一部でプレイできない地域があるのではないかと、ネットで話題になっている。
ハフポスト日本版編集部は対馬中北部に電話をかけ、対馬で本当にできないのか確認してみた。
「いやあ、私はまだやってません」「今日始まったばかりでしょ? 2、3日すれば分かるんじゃないですかねえ」という答えが多い中、
対馬中部にある対馬市役所支所の職員は「普通に起動してプレイできました」。
対馬北部にある対馬北警察署の署員も「警察署の近くで、ダウンロードして、起動したのも確認しましたよ。あー、これがポケモンGOかって思いました。まあ、こっち、集落以外は圏外多いですからねえ。歩きスマホとかする人もいないですし」と答えた。
ということで、どうやら対馬全域でポケモンGOはプレイ可能なようだ。
開発したナイアンティック社の日本代理店も「基本的に日本であればプレイできる」と、ハフポスト日本版に回答した。
■噂の源流は韓国?
なぜ「対馬ではできない」という情報が広まったのか。韓国の釜山市が7月14日に、公式Twitterアカウントで流した以下のツイートが、きっかけだったとみられる。
「Ingress」の地図によれば、対馬と釜山は同じ区域に属していて、日本でポケモンGOがスタートすれば、釜山でもポケモンをゲットできるようになると期待を集めているという情報!
韓国では外資企業による地図情報の国外サーバー移転が認められておらず、現時点でサービス開始日時は未定。しかし北朝鮮との軍事境界線に近い東部の束草ではプレイできたため、ポケモンGO目当てにソウルから観光客が殺到していた。
しかし7月22日、釜山でのプレイはできなかった。このため「対馬でもできない」とネットで噂になったとみられる。
しかし、釜山より北の蔚山(ウルサン)の一部では、ポケモンGOができることが分かった。
現状はオレンジの区画内でプレイ可能とみられる。
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