9月7日から始まるリオデジャネイロ・パラリンピックの日本選手団(選手127人、役員ら98人)の結団式と壮行会が8月2日、都内のホテルで行われた。大会での活躍を誓うとともに、相模原市の障害者施設で発生した殺傷事件に黙祷を捧げた。朝日新聞デジタルなどが報じた。
日本パラリンピック委員会の鳥原光憲会長は結団式で、「共生社会への変革が一段と進みつつある今日、偏見に起因する凶悪な事件を断じて許すことはできない」と事件を非難。出席者全員で黙祷した。
朝日新聞デジタルによると、主将で、車いすバスケの藤本怜央選手は、「私は競技者としてまだまだ伝えることがある、パラ選手として自分の役割がある、と強く感じた」と話したという。
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結団式に先立ち、競泳に出場する成田真由美選手は事件現場を訪れて献花し、「犠牲になった人たちは抵抗することも逃げることもできずに、苦しい思いをしたと思います。同じように障害がある者としてリオデジャネイロに行く前に絶対に献花をしたいと思っていた」と話していた。NHKニュースなどが報じた。
パラリンピックの日程は9月7〜18日。選手たちは金メダル10個と、2020年の東京大会に繋がる活躍を目標に掲げている。
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