リオデジャネイロ・オリンピック6日目の8月10日(日本時間11日)、卓球女子シングルスの3位決定戦で福原愛(27)が北朝鮮代表のキム・ソンイに4-1で破れ、4位となった。
キム・ソンイは世界ランク50位ながら、3回戦で日本の石川佳純に勝利。粘り強くつないでミスを誘うカットマンで、日本には少ないタイプだ。
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この日もキムは第1ゲームから積極的に攻め、3ゲーム連取。福原は4ゲームを取り返したが、5ゲームは競り負けた。
福原は試合後のインタビューで「初めて対戦した選手だったが、もう少し戦略の転換が早くできたらよかった。このオリンピックはシングルスでは、ほとんどの試合が良い試合になったかなと思う。引き続き団体戦もあるので、気持ちを切り替えてメダルを取りに行きたい」と語った。
福原は仙台市出身。3歳9カ月から卓球の英才教育を受け、4歳でテレビに登場。4歳で全日本選手権バンビの部(小学校2年生以下)で16強に入り、翌年から3連覇。小学校4年生でプロ宣言をし、ミキハウスとの専属契約を機に大阪へ移住した。青森山田高を経て、早稲田大学スポーツ科学部に入学し、その後中退する。
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11歳で日本代表入りしてアテネ五輪に日本最年少で出場し、ベスト16。05年には中国卓球クラブ超級リーグへ初参戦。08年の北京五輪の団体で4位入賞、シングルスはベスト16。12年の全日本選手権のシングルスで優勝し、同年のロンドン五輪では石川佳純・平野早矢香とともに臨んだ団体で銀メダルを獲得、シングルスは5位入賞だった。
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