「ドナルド・トランプは大統領にふさわしくない」ジョン・レジェンドが改めて教えてくれたぞ

「今さら驚くことはないが…」

ジョン・レジェンドは、ドナルド・トランプを大統領として支持していない。

グラミー賞を受賞した歌手ジョン・レジェンドは、アメリカ大統領選の共和党候補ドナルド・トランプについてどう思うか、ニュースサイト「デイリー・ビースト」のインタビューで語った。レジェンドは、トランプが国の最高指導者にふさわしくない理由について、ある例を挙げている。

「トランプはずっと有名人として活動しているから、彼をリアリティーTV番組の司会者にしたいのであれば、問題はない。でも、彼に大統領にしたいのであれば、基準が違う」と、レジェンドは言った。「彼が共和党入りしたとき、アメリカ史上初の黒人大統領の市民権を疑っていたのを、忘れてはいけない」

ああ、そうだった。2011年に話題になった話だ。オバマ大統領の出生に疑問をはさんだ論議だ。過去数カ月、トランプの常軌を逸した発言(「オバマとクリントンがISを創設した」とか、「メキシコ系移民は全員犯罪者でレイプ犯」だとか...)の後に、オバマがハワイ生まれだと法的に証明する文書があるにもかかわらず、オバマの出生証明と出生地が怪しいと、トランプがしつこく食らいついて騒いでいた。

「私たちはトランプがどんな人物か知っているし、彼もそれを隠そうとしない。投票所に行って、票を入れる時が来たんだ」とレジェンドは言う。「トランプは決して大統領選で指名される候補者ではなかった。彼が売りにしているのは、この国の少数の人にしか受け入れられていない。共和党では多数派かもしれないが、この国の多数派ではない」

レジェンドはさらに、「今さら驚くことはないが、トランプがどんな性格なのか、そして政策にどれだけ精通しているかははっきりしている。どんな政治的な立場から見ても大統領にはまったくふさわしくない人物だということは明らかだ」と語った。

レジェンドと、妻のクリッシー・テイゲンは、常にドナルド・トランプを支持しないと公言している。テイゲンは2015年12月、トランプとツイッター上で激しくバトルし、レジェンドはトランプをレイシストだと言い放った

ジョン・レジェンドのインタビューはこちらから。

(敬称略)

ハフポストUS版編注:ドナルド・トランプ氏は世界に16億人いるイスラム教徒をアメリカから締め出すと繰り返し発言してきた嘘ばかりつき極度に外国人を嫌い人種差別主義者ミソジニスト(女性蔑視の人たち)、バーサー(オバマ大統領の出生地はアメリカではないと主張する人たち)として知られる人物である。

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