イタリア・ローマの4人の警官が、「泣き声と叫び声が聞こえる」という通報で、あるアパートに駆けつけたところ驚くような光景を目にしたと、イタリア紙「ラ・リプブリカ」が伝えている。
犯罪が起きたわけではなかった。警官たちは84歳のジョールと、彼女の94歳の夫ミケッレが、自宅にふたりでいるのを発見した。この老夫婦が、泣いていた張本人だったが、身体的な危険のせいで泣いているわけではなかった。痛ましいことに、彼らは「堪え難いような孤独」に苦しんでいたのだ。
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70年近くも連れ添った夫婦は、長いことお客さんを(家に)迎えていなかった。彼らの隣人たちは引っ越し、夏期休暇中は街に人がいなかった。彼らはまた、最近の悲惨なニュースを知り涙を流していた。
ローマ警察本部は、Facebookページで、警察官らがジョールとミケッレと夜を過ごす重要性を伝えた。警官のアンドルー、アレクサンドル、エルネスト、ミルコたちは、老夫婦に「夕食を作りましょうか」と訊ねた。彼らはパスタとバター、パルメザンチーズで夕食をこしらえた。彼らはその晩をおしゃべりしながら、その夫婦と交流して過ごしたという。
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ときに必要なのは、温かいパスタと素敵な仲間たちかもしれない。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。