テニスの四大大会最終戦の全米オープンは9月7日、男子シングルス準々決勝があり、第6シードの錦織圭(日清食品)が第2シードのアンディ・マレー(イギリス)を1-6、6-4、4-6、6-1、7-5のフルセットで破り、準優勝した2014年以来のベスト4入りを果たした。日刊スポーツなどが報じた。
序盤はマリーが強力なサーブを武器に圧倒。錦織はほとんどなすすべなく、1-6で第1セットを取られた。第2セットでは3-3の第7ゲーム途中で雨が降り、屋根を閉じるまで約15分間の中断があった。再開以降、波に乗った錦織が6-4でこのセットを奪い返した。第3ゲームでは互いにブレーク合戦となったが、マリーが底力を見せ4-6。第4セットでは集中力を欠きミスの増えてきたマリーを攻め、錦織が6-1で圧倒した。最終セットは一進一退の攻防になった。5-5から錦織がブレークし押しきり、終盤に勝負強さを見せた。
(錦織4強「諦めずにやれた」フルセットでマリー撃破 - テニス : 日刊スポーツより 2016/09/08 07:30)
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錦織は試合後、「長い試合だった。最後のゲームまで危なかった。第4と第5セットは感覚がよく、自分から打って行けた。長いラリーも耐えて頑張ってプレーするよう心がけた。アップダウンはあったが、最後に勝ててよかった」と話した。
錦織はマレーに対してこれまで1勝7敗で、リオデジャネイロ・オリンピック準決勝ではストレート負けしていた。
準決勝では第3シードのスタン・バブリンカ(スイス)―リオ五輪銀メダルのフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)の勝者と対戦する。
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