稲田朋美防衛相、議員バッジつけずに国会答弁してヒゲの隊長から注意される

稲田朋美防衛相が9月14日の参院外交防衛委員会で、国会議員バッジをつけずに答弁に臨み、委員長から注意される一幕があった。

参院の外交防衛委員会で議員バッジを着けずに答弁する稲田朋美防衛相(右)。左は岸田文雄外相 撮影日:2016年9月14日

稲田朋美防衛相が9月14日の参院外交防衛委員会で、国会議員バッジをつけずに答弁に臨み、委員長から注意される一幕があった。

共同通信によると、佐藤正久委員長(自民)は「国民の代表としてバッジをもらっている。その重みを受け止め対応してもらいたい」と、稲田氏を注意した。

この日は、稲田氏にとって防衛相として初めての国会答弁で、北朝鮮に対する防衛政策について質疑が行われていた。時事通信は、質疑中に野党理事から指摘があったと伝えている。稲田氏は国会内で記者団に「以後、気をつけます」と語った。

写真は2000年7月4日、初登院し、議員バッジをつけた小渕優子衆院議員

議院運営委員会の申し合わせで、国会議員はバッジをつけないと本来は国会に入れない。朝日新聞デジタルは「衛視らも気付かなかったらしい」と伝えている。

バッジをつけ忘れて国会に臨んだ閣僚らの姿は、過去にもニュースになっていた。

2010年9月28日、参院外交防衛委員会で、議員バッジを忘れたことを指摘される北沢俊美防衛相(左)

2005年6月8日、参議院本会議に議員バッジを忘れた小泉純一郎首相(右)

2004年5月18日、国会に入る際、忘れた議員バッジを玄関で付ける民主党の岡田克也幹事長

2003年1月14日、閣議前に、議員バッジを忘れたことに気付いた小泉純一郎首相(中央)

1986年11月10日、参議院予算委員会で、議員バッジを着け忘れたまま答弁する中曽根康弘首相(東京・国会・参議院第1委員会室) 

注目記事