「ボリス・ジョンソンはEU離脱派の敗北を願っていた」同僚議員が告白

離脱派を支持したにもかかわらず、ジョンソンは次期首相になるために離脱派の負けを望んでいた。
New Zealand's Foreign Minister Murray McCully and Britain's Foreign Secretary Boris Johnson participate in a press briefing after the U.N. Security Council voted on a resolution on
New Zealand's Foreign Minister Murray McCully and Britain's Foreign Secretary Boris Johnson participate in a press briefing after the U.N. Security Council voted on a resolution on
Andrew Kelly / Reuters

イギリスのEU離脱をめぐる国民投票で、離脱派のリーダーだったボリス・ジョンソン外相はひそかに離脱派の敗北を願っていたと、保守党のアラン・ダンカン議員が告白していた。

ダンカン議員は、9月22日に放送されたBBCのドキュメンタリー番組で「ジョンソン氏は、デビッド・キャメロン前首相の後継首相の座を狙い、6月24日に行われた国民投票は僅差で負けることを望んでいた」と発言していたことが明らかになった。この発言は、投票直前の6月22日のものだ。

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以前は平議員だったが今はジョンソン氏の下で外務省政務官を務めるダンカン議員は、イギリスが完全な混乱状態に陥ることを恐れ、ジョンソン氏は国民投票で負けることを望んでいたと話した。

アラン・ダンカン議員は、ジョンソン氏が「次期首相は確実」と思われたかったのだと話した。

ダンカン議員は国民投票直前にこう予想していた。

「私は残留派が52%、離脱派が48%だと予想します。私は離脱が実現するとは信じていない離脱派がたくさんいると思います。そしてボリスは僅差で負けることを望んでいる。そうすれば、混乱状態を解消する必要もなく、ボリスが確実な次期首相候補になれるからです。これが私のボリスに対する見方です」

「離脱派を支持することで、ボリスは素晴らしい政治家、そして将来の有力な次期首相候補になることができます。しかし実際、完全な混乱状態に陥らないためにも、離脱派は国民投票で負けたほうが都合がいいのです」

6月24日の離脱派を主導していたボリス・ジョンソン氏とマイケル・ゴーヴ前司法相

ダンカン議員は6月22日当時、ジョンソン氏のキャンペーンが成功してEU離脱が実現したら、彼はどんな反応を示すだろうかと尋ねられた時に、次のように答えた。

「ボリスは『どうしたらいい? どうしたらいいんだ?』 と、ぶつぶつ言うと思いますよ」

ハフポストUK版はジョンソン氏の事務所にコメントを求めたが、回答を得ることができなかった。

ジョンソン氏はチャンネル4のニュース番組で、国民投票キャンペーンでの彼がとった立場は「負担の多いEUから抜け出すこと、そしてより良い国際的な貿易協定を確実にすることだった」と話した。

ジョンソン氏はまた、スカイ・ニュースで、EU離脱の正式な手続きを記したEU基本条約(リスボン条約)50条の規定を信頼しており、2017年の早い段階で離脱手続きに取り掛かるべきだと述べた。

「2017年の早い段階で、私たちはリスボン条約50条を行使するでしょう。そしてその条約の中で、離脱を先に進めるためにどのような提案ができるか、私たちは調整していくことになるでしょう」と、ジョンソン氏は語った。

ダンカン議員の発言について、テレーザ・メイ首相の報道官はフィナンシャル・タイムズに「その件で何か思うところはない」とコメントした。

ハフポストUK版より翻訳・加筆しました。

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