飛行機に乗ったら、隣の席はアヒルが座っていた――。
アメリカの作家マーク・エッシグさんは10月17日、ノースカロライナ州アッシュビルへ向かうの飛行機の中で、信じられない光景を目にした。なんと、隣席にアヒルが乗っていたのだ。えっ、どういうこと?
■飛行機にともに搭乗できるサポートアニマル
現地メディアの「シチズン・タイムス」によると、アヒルの名前はダニエル。4歳で、れっきとした感情支援動物だ。
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ハワイアン航空の公式サイトによると、感情支援動物はパートナーとして患者を癒し、慰め、感情や精神のセラピーを助けるサポートアニマルだとされる。ブリティッシュ・エアウェイズやユナイテッド航空など、航空会社のなかには介護動物として、ダニエルを許しているところもある。
ABCニュースによると、ダニエルの飼い主のカーラ・フィッツジェラルドさん(37)は、2013年に事故に遭ってから、心的外傷後ストレス障害(PTSD)となった。ダニエルはカーラさんの心を癒やすために、パートナーとして行動しているのだった。
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カーラさんはかつての自分を、「信じられないぐらい不安だった」と明かした。家に出ることすら怖くなってしまったのだという。しかし、ダニエルが彼女に安心と心地よさを与え、冷静にしてくれたのだった。
今回はカーラさんにとって、事故後初めてのフライトとなった。カーラさんは医師に証明書を書いてもらい、ダニエルとともに搭乗することができたという。
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ダニエルは空港まではベビーカーでやってきた。赤い靴をはき、おむつをつけて搭乗した。
飛行機から降りるとき、ダニエルは「寂しそうに鳴いた」と、隣席に座ったエッシグさんはつづった。
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