東京都は10月24日、都内の丁目・字単位で詳細な犯罪発生数がわかるウェブサイト「防犯情報マップ」を公開した。都内全域が対象で、地域の事故や犯罪情報が地図上に色分けされて表示される。
犯罪情報マップで見られるのは、
- 子供の交通事故や不審な声かけ情報がわかる「子供の安全マップ」
- 振り込め詐欺の発生状況をまとめた「特殊詐欺情報マップ」
- 暴行、恐喝、空き巣、万引き、自動車や自転車の窃盗など犯罪情報がわかる「町丁字別犯罪情報マップ」
など6種類。都や区市町村の防犯対策の取り組みも紹介している。東京都に地図システムを提供したESRIジャパンの担当者は、ハフポスト日本版の取材に対し、「それぞれの地図ごとに、使う目的が違います。例えば子供を持つ人は「子供の安全マップ」をよく利用するでしょうし、ボランティア活動をされる方などは『防犯団体活動情報マップ』が使いやすいでしょう」などと語った。
これまで警視庁も、地図上に犯罪情報を表示する「犯罪情報マップ」を公開している。東京都の防犯情報マップは警視庁のシステムと比べ、閲覧できる犯罪の種類が多いこと、具体的な数値が閲覧できることなどの特徴がある。
また、色分け以外の表示方法があり、自由に範囲を指定して様々な情報を見ることもできる。
例えば、「子供の安全マップ」で、表示したい範囲を選択。
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その上で、「(2015年)当事者はその時何をしてた?」という情報を見ると、事件の具体例のグラフや、実際に事件が起きた場所などを確認できる。
ESRIジャパンの担当者によると、地図データは警視庁や東京都がまとめた2014年以降の情報を利用。東京都が毎月データを更新するという。