10月28日、アメリカ・カリフォルニア州のラグナビーチで、マイク・セルデンはブリタニー・ウィリアムスと結婚式を挙げた。その結婚式で、マイクは大切な2人の人に誓いを立てた。
1人目はもちろん新婦のブリタニー。彼女に結婚の誓いをした後、今度はひざまずいて、ブリタニー5歳の娘ハイディにこんな誓いの言葉を伝えた。
(CHARD PHOTOGRAPHER)
「どんなときも、あなたに対して公平で正直であることを誓います。ありとあらゆる形であなたをサポートすることを誓います。あなたが望むときは、いつでもあなたの手を握り、髪をブラッシングすると誓います。毎晩あなたをベッドに寝かせることを誓います。男性が正しく女性を扱う方法を、あなたのお母さんの扱い方で伝えます。それに何より、あなたを守り大切にし永遠に愛することを誓います」
この誓いを、マイクは言葉を詰まらせながらハイディに伝えた。
新婦のブリタニー、そして会場にいた全員の目にも涙が浮かんだ。ブリタニーはハフポストUS版に「無条件で愛してくれる人と出会えるのは、本当に特別なこと。だけど、子供がいて、その子供まで無条件に愛してくれる人と出会えるのは、素晴らしい幸運だと思います」と語った。
マイクとブリタニーは、ハイディが生後14カ月の時に付き合い始めた。しかし付き合い始めの頃、ブリタニーは娘を優先し、マイクとの関係を急いで進めないようにしていた。そして2人の関係が長続きすると確信するまで、ハイディをマイクに懐かせないようにした。
「マイクは辛抱強く待ってくれました。ハイディのおむつを変えたり、寝かしつけたりするために、見ていた映画やテレビを中断しなければいけなかったし、自由も制限されていました。普通のデートはなかなかできず、予想もしていなかった出来事が起こるときもありました。ハイディが、実の父親の家に泊まる日以外は、マイクを家に泊めることはありませんでした。だけど彼は一度も、気分を害したり迷惑がったりしませんでした」
そうやってブリタニーとマイクは、仲を深めていった。そして、ハイディの実の父親とも友情を築いた。
「結婚式の2日後、私たち全員でハイディの実の父親の家に、ハロウィンのお菓子をもらいに行きました。それは、『夢じゃないか』と思わず頬をつねりたくなるような時間でした。ハイディの父親と別れた後、私はずっと彼と友人になろうとしていました。娘に良い人間関係の築き方を伝えたかったんです。それが実現しました」
2015年、ブリタニーとマイクは婚約し、一緒に暮らし始めた。そのときから、ハイディとマイクは急速に仲良くなった。
「マイクは、ハイディを寝かしつけたり、仕事に行く前にキスしたりして、父親の役を果たしてくれました。これまで、私たちの間にはいくつもの障害もありました。こういった関係を正しく進めるためのマニュアルはありません。だけど私たちはお互いに対し、辛抱強く、隠し事をせず、正直であるようにしてきました。だから私たちは、とても素晴らしく、何より楽しい時間を共に過ごしてきました」
ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
▼画像集(思わず涙がこぼれる結婚式の瞬間)▼
※画像集が表示されない場合は→こちら。