アメリカ・カリフォルニア州のシリコンバレーにあるサンタクララで、道路がふわふわの泡だらけになる珍事件が起きた。まるで映画「ブロブ/宇宙からの不明物体」(1958年)のセットのようだったと話題になっている。
現地時間11月18日の午前11時ごろ、大量の泡が空港の格納庫からあふれ出し、近くの道路まで流れ出てしまった。現地のテレビ局KTVUによると、ふわふわした泡のかたまりは、駐車場をまるごと飲み込んでしまうほどの範囲に広がったようだ。
この泡の正体は消火剤で、ジェット機の管理会社シグニチャー・フライト・サポートが管理している火災抑制システムの一部だった。
サンタクララ市警察は「泡が大量に放出されたものの、特に火災などは発生していなかった」と発表しており、誤作動が起きたと考えられている。サンフランシスコ州のテレビ局CBSによると、一時は停止標識をまるまる覆ってしまうほど深い泡の海が広がっていた。
現地警察は、泡に危険性はないと発表した。一方で、サンタクララの都市サンノゼの消防署関係者は、消火剤には皮膚がんの原因にもなる発がん性物質が含まれていると伝えた。
だが、サンタクララに住むブレイク・ハリントン氏は、そんな報道を気にしなかったようだ。
泡の海めがけてバイクで突っ込み、その瞬間を空中カメラに捉えられた映像が、インターネット上に広まった。
なんとも楽しそうな動画はこちら。
Twitterでも、ハリントン氏のパンクな姿が拡散された。
最高のライダーに注目。泡をまき散らしながらサンタクララの道路を駆け抜けています。超かっこいい!
ハリントン氏はKTVUテレビ局のインタビューに応じている。泡だらけの道を走り抜けている間、現場に居合わせた警察官は応援してくれたそうだ。
「まぁ、誰かがやらないとダメだったよね。向こう側にいた警察官たちも、チャレンジしてみろよって雰囲気だったからさ。本当にやってもいいんだな?って感じで、ちょっくらバイクで突入してみたんだよ」
午後1時半には、泡はほとんど撤去された。
ハフィントンポストUS版に掲載された記事を翻訳・加筆しました。
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