この強盗犯たちは、しばらくの間、バーベキューを楽しめそうにない。
全く、バーベキューの焼き具合に掛けて「ウェルダン(よくできました)」とはいかなかった。
アメリカ・ケンタッキー州ダンビルで12月10日、バーベキュー・レストランに強盗する計画を立てていた2人の男が、911番(警察への直通電話。日本で言う119番)にうっかり電話をかけて逮捕された。偶然にも、そのレストランでは警察署長が食事中だった。
地元メディア「LEX-18」によると、ロバート・ボーン容疑者とデイビッド・グリグスビー容疑者の2人は、ダンビルのレストラン「ブラザーズ・バーベキュー」の駐車場に車を停め、強盗の準備をしていたが、1人の携帯電話の緊急通報機能が知らないうちに911番のオペレーターにつながってしまった。
オペレーターは通報に耳を澄ませ、2人の男がブラザーズ・バーベキューなど、恐らく強盗に入ろうとしている場所について話しているのを聞いた。警察当局は発信場所を特定し、ダンビル警察のトニー・グレイ署長に連絡した。後で判明したが、グレイ署長はバーベキュー・レストランで食事を楽しんでいるところだった。
「ブラザーズ・バーベキュー」で冷たいビールと心地よい正義を
グレイ署長は、地元紙「アドボケート・メッセンジャー」に、「外に出て折り返しの電話をかけると、オペレーターは正確な発信地がわかっていました。通報があった場所はブラザーズ・バーベキューの駐車場でした。その場所に、車に座っている2人の容疑者がいたのです」と話した。
男たちは計画を練りながら、情報源にもなっていた。ボーン容疑者とグリグスビー容疑者は、2人とも公共の場で飲酒していた罪に問われた。また、グリグスビー容疑者は、秩序を乱した罪と車内に開封されたアルコールの容器を所持していた罪にも問われた。
ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。
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