韓国・釜山の日本総領事館前に慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことについて、安倍晋三首相は1月8日のNHK「日曜討論」で、「韓国がしっかりと誠意を示して頂かなければならない」として、撤去を求める考えを示した。
釜山の少女像は2016年12月30日に、市民団体が設置した。日本政府は、慰安婦問題の解決をうたった2015年末の日韓合意に違反するとして、駐韓大使の一時帰国や日韓通貨スワップ協議の中断などに踏み切っていた。
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12月31日、韓国・釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦を象徴する少女像。
「日曜討論」の中でNHKの島田敏男・解説委員から「日韓政府の合意が歪むのでは?という声もあるがどう思うか」と問われた安倍首相は、次のように答えた。
「一昨年末に慰安婦についての合意が成立したわけであります。この合意は『最終的かつ不可逆的な合意である』とお互いに確認しています。日本は誠実に私たちの義務を実行していく、その意味で10億円の拠出を既に行っています。次は韓国がしっかりと誠意を示して頂かなければならないと思っています。それはたとえ政権が代わろうとも、実行するというのが国の信用の問題だろうと思いますね」
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ソウルの少女像についても韓国政府の努力を求めるのかという質問に対しては「当然そうです」と答えた。
■スライドショー「慰安婦問題で日韓合意」
(※開かない場合は、こちらへ)
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