菅義偉官房長官は3月6日に緊急会見し、北朝鮮が同日午前7時34分に、弾道ミサイル4発を発射したと発表した。うち3発が、日本の排他的経済水域(EEZ)に落下したという。現時点においては、付近を航行する航空機や船舶への被害は確認されていない。
安倍晋三首相は記者団の取材に応じ、「しっかり情報収集し分析する。北朝鮮に厳しく抗議した。北朝鮮が新たな脅威となったことを明確に示すものだ」などと述べた。
韓国の聯合ニュースは、ミサイルは平安北道・東倉里(トンチャンリ)付近から発射されたとみられると伝えた。その発射場所から、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「KN08」や「KN14」との見方も出ているという。韓国軍当局者はこのミサイルは約1000キロ飛行したと述べた。
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今回のミサイル発射についてロイターは、1日から始まった韓米合同の野外機動訓練「フォールイーグル」に対する報復とみられると分析した。
北朝鮮は2月12日、北朝鮮西岸からも中距離弾道ミサイル1発を発射している。このミサイルは、高度550キロまで上昇し、発射地点から東に約500キロ離れた日本海に落下した。
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