今までのところドナルド・トランプ大統領は、ゴルフを控えてホワイトハウスを空けることはほどんどしないという選挙公約を守っているとは言えない。
トランプ氏は3月25日朝、バージニア州にあるトランプ・ナショナル・ゴルフ・クラブを訪れた。これは大統領就任後9週間で12回目のゴルフ場訪問となると、NBCニュースのブラッド・ジャフィー記者がTwitterで指摘した。
トランプ大統領は今、バージニア州にあるトランプ・ナショナル・ゴルフ・クラブにいるようだ。9週間前に大統領に就任してから12回目のゴルフ場訪問だ。
トランプ氏が実際にゴルフをしていたかどうかは不明だ。ホワイトハウスは、トランプ氏が「ミーティング」のためにゴルフ場を訪れていたと説明している。しかし、25日午後の時点ではミーティングの内容や誰が参加していたのかは明らかにされなかった。
こうしたゴルフ旅行は、トランプ氏の選挙公約と明らかに矛盾している。彼は選挙戦で、「やることが多いからホワイトハウスを空けることなんてめったにないだろう」と公約し、「ゴルフをプレーする時間などない」と誓っていた。
振り返ってみよう。2016年3月、「大統領がホワイトハウスを離れることは悪いことだ」と言っていた。
トランプ大統領はかつてバラク・オバマ前大統領を、「わざとゴルフばかりしている」と何度もバカにしていた。
私たちはオバマの旅費を払い、そのお金で奴は数百万を調達し、民主党はウソをつき続ける。そして私たちは奴のゴルフ代を払うんだぞ。
トランプ、あなたは今まで何回ゴルフしてたんだ? そしてオバマがゴルフしていたのを何回批判してきたんだ?
ホワイトハウスのショーン・スパイサー報道官も、かつてオバマ氏のゴルフを批判している。
ゴルフ場に行けたらいいが、仕事がある。大統領はいい身分だ。
しかし、今となってはスパイサー報道官もトランプ氏のゴルフ好きを擁護している。現大統領のゴルフは戦略的だと主張している。
ワシントンポストによると、スパイサー報道官は20日の会見で、「ゴルフをどう利用するかについて、彼は話している」と釈明した。
スパイサー報道官はまた、トランプ氏はゴルフをするのではなく、電話を掛けたり、ゴルフ場でミーティングを行っていることもあると語った。
「そこへ行くからといって、遊んでいるのではない」と、彼は述べた。
これまで数代にわたって歴代大統領の日常業務を記録し続けてきたCBSのマーク・ノラー記者によると、ホワイトハウスはトランプ氏がゴルフ場で何をしていたのか、詳細を明らかにすることはまずないという。
トランプ大統領が11回フロリダのゴルフ場に行ったうち、ホワイトハウスがゴルフをしたと認めたのは3回だけだ。他は「ボールを打っていたかもしれない」と言っている。
ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。
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