人気漫画「ゴルゴ13」の主人公デューク東郷に、驚きの依頼が舞い込んできた。外務大臣から協力要請があり、海外に住む日本人に向けて安全対策を指南するというものだ。
外務省は3月22日から、中堅・中小企業向けの安全対策マニュアルをホームページ上で順次掲載している。依頼を受けたデューク東郷が、テロへの備えや有事の対応について解説するという漫画形式のマニュアルだ。
週1回更新し、「ゴルゴ13」にちなんで13回連載。連載が終わる6月に単行本として発行する。
現在公開されている第1話では、デューク東郷が外務大臣からの依頼を受ける場面が描かれている。漫画を読みながら分かりやすく安全対策について学べる内容になっている。
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ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル 第1話「外務省からの依頼」より
マニュアル作成のきっかけとなったのは、2016年7月にバングラデシュ・ダッカで起きた飲食店襲撃テロ。日本人7人が死亡した事件の教訓から、日本人がテロの標的になるという実態を踏まえ、海外における安全対策を見直した。
ハフィントンポストは3月29日、外務省に話を聞いた。担当者は、漫画形式のマニュアルを作成した経緯について「安全対策について分かりやすく情報発信するため、漫画で作ってみようということになった。知名度があり、国際情勢を題材にしているゴルゴ13にお願いした」と説明。「いろいろな人に知ってもらい、実際に見てもらうことが重要だ」と期待した。
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■関連画像集「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」
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