読売新聞「憲法改正報道は使命」 首相インタビュー記事
安倍晋三首相が憲法改正について国会で問われた際、「読売新聞を熟読して」と答弁したことなどが波紋を広げるなか、読売新聞は13日付朝刊に「憲法改正報道は重要な使命」と題した溝口烈・東京本社編集局長名の見解を掲載した。
冒頭、「本紙3日朝刊の自民党総裁である安倍首相のインタビュー記事が、首相の国会発言をきっかけに議論を呼んでいるが、本紙の報道姿勢について説明しておきたい」と言明。憲法施行70年の節目に「(首相の考えを)取材し、広く伝えることは、国民の関心に応えることであり、本紙の大きな使命であると考えた」とした。
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取材の経緯については「数か月前から申し込み、粘り強く交渉した結果、実現した」と説明。憲法9条の1項、2項を維持した上で自衛隊を合憲の存在として明文化したい、施行は2020年を目標にしたいとの首相の考えの表明が、「極めてニュース価値の高いことは誰の目にも明らかであり、憲法記念日に合わせて詳細に報道することを決定した」としている。
首相は単独インタビューではなく、記者会見の場で語るべきだとの意見があることに対しては「取材は単独で行うことが原則」と反論した。
(朝日新聞デジタル 2017年05月13日 20時16分)
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(朝日新聞社提供)