7月下旬、世界ツアー「Purpose World Tour」の途中で残る14公演をキャンセルしたカナダ人歌手のジャスティン・ビーバー。具体的な理由は明かさず騒動以降は沈黙を貫いていたが、自身のInstagramに8月2日、メッセージを投稿した。
メッセージには、思いの丈や抱負など自分自身について多くつづられていた。ツアーの話にも触れてはいたが、突然のキャンセル劇について具体的に語らなかった。
メッセージはまず、「学んだり成長したりすることはいつも簡単にはできないけど、みんながいたからここまでこれた」とファンに向けて感謝を表明。
その後、中国政府に公演を禁止されたことやツアーをキャンセルしたことについて振り返っているのだろうか、「時にはどうしようもない不安を心に抱えてしまい、不健全な人間関係のせいでいろんな人にひどい態度取ってしまった!苦しみや嫉妬、恐怖に人生を振り回されてしまったんだ!」と記した。
続けて、「完璧にはなれないことは十分に分かってるし、これからもたくさんミスをするだろう。でも、過去を引きずることはしない。僕はミスを恥じたりしない。ミスから学び、成長する人でありたい」と、自分の目指すべき姿を提示。「何事も継続できるようになりたい。キャリアはもちろん、精神・忍耐力も持続できるようになりたいんだ」と思いの丈をつづった。
一方、ツアーについては「ツアーができたことは嬉しく思うし、何より、みんなと一緒にこの人生を一緒に過ごせることが嬉しいよ!」「今回のツアーは素晴らしいものだったし、僕自身について多くのこと学ぶ機会になったのを、みんな知ってもらいたい」と語るにとどめた。
最後に、「文法的には間違っているけど、心の底から書いたんだ。完璧ではないことの素晴らしさがあると思うんだ」と締めくくった。
ビーバーは2016年3月から、大規模な世界ツアー「Purpose World Tour」を開催。ところが今年7月24日、アジアや北米での14公演を残したまま、ツアーのキャンセルを発表した。
また中国政府から7月、「中国での言動が国民の不満を引き起こした」として、入国禁止が発表された。