5月に行われた大統領選挙で当選し、第五共和政史上8人目のフランス大統領となったエマニュエル・マクロン氏(39)が、米フォーチュン誌が選ぶ「ビジネス分野で最も影響力のある40歳以下の40人」の第1位となった。8月17日に同誌が公開したランキングによる。
2016年のランキングですでに4位につけていたマクロン氏が、大統領選での勝利などをうけて1年後に首位に選ばれたかたちだ。フォーチュン誌が毎年発表しているこのランキングで、ヨーロッパ人が1位となったのは初めて。
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マクロン大統領は、Facebookのマーク・ザッカーバーグCEO(33)や、滴滴出行(ディディチューシン)のチェン・ウェイCEO(35)&ジーン・リウ社長(39)らを差し置いて、1位に選ばれた。トップ10内でほかに選ばれた政治家は、5位となったアイルランドのレオ・バラッカー首相(38)だけだ。「テニス界の生きる伝説」ことセリーナ・ウィリアムズ選手(35)は7位だった。
マクロン氏が1位に選ばれた理由として、大統領選でマリーヌ・ルペン候補を破り、「フランスで高まりつつあったナショナリズムの波を食い止めた」ことが挙げられている。「ナポレオン以来、もっとも若いフランスの指導者」とも紹介されている。
フォーチュン誌はこうも予測している。「マクロン氏の"蜜月"は終わったかもしれないが、6月の国民議会選挙でも大勝し、彼の大いなる野心は手の届く範囲にあるようだ」。
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ハフポスト・フランス版より翻訳・加筆しました。
▼関連スライドショー(「40歳以下の40人・2017」トップ10内にランクインした人々)
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