マイカーで観光地に入る利用者にお金を課す新たな制度を、国交省が検討していることがわかった。候補地に「鎌倉」があがっているという。9月5日、テレ朝newsなどが報じた。
報道によると、国交省が検討しているのは、「エリアプライシング」という制度。課金によって自動車交通量をコントロールし、観光地周辺で広く発生する渋滞を解消することが目的だ。
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FNNニュースによると、新制度では、休日の混雑する時間帯に鎌倉の中心地にマイカーなどで立ち入る観光客が対象で、車1台につき1回1000円程度で検討しているという。
課金によって交通量を制御する方法は複数あるが、「エリアプライシング」は、エリア内を走行した車両に対して課金する方式。エリアの外から中に入る車両だけでなく、エリア内のみを走行する車にも課金されるため、鎌倉市は公平性の観点から、市民からも最大1割程度課金することも検討している。
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市はエリアプライシングについて、交通渋滞を解消することで住宅地と観光地が共存でき、市民が安全安心に暮らせる環境の回復が期待されるとしている。
なお、エリアプライシングについては鎌倉以外にも候補地があり、9月7日の国土交通省の研究会で、数カ所が選定される予定だ。