普天間基地に隣接した沖縄県宜野湾市の普天間第二小学校の校庭に、米軍の大型ヘリの窓が落下した事件を謝罪するために、同校を米軍関係者が12月18日午前に来訪した。共同通信などが報じた。
沖縄タイムスによると、普天間第二小学校を訪れたのは、米海兵隊政務外交部部長のダリン・クラーク大佐。今回の落下事故で、米軍関係者が直接謝罪するのは初めてだという。
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朝日新聞デジタルは、クラーク大佐は「計り知れないご迷惑と不安をおかけした」と喜屋武(きゃん)悦子校長に謝罪したと報じた。学校側は上空を飛行しないよう求めたが、大佐は「最大限、学校の上は飛ばない」とだけ答えたという。
ヘリ窓落下事故とは?
落下事故は13日午前に発生した。大型輸送ヘリコプターCH53E(スーパースタリオン)から、重さ約7.7キロ、約90センチ四方の金属製の枠がついた窓が落ちた。当時、体育の授業中で校庭には約60人の児童がいたと報じられている。
琉球新報によると沖縄県の富川副知事は、在日米軍のポール・ロック准将が事故原因について「ヒューマンエラー(人為的ミス)だ。マニュアルの点検の手順の中でミスがあった」から説明を受けたと明かした。事故を起こしたのと同型のCH53Eの飛行再開を、18日に発表するという報告も受けた。
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翁長雄志知事は18日午前9時すぎに登庁した際、飛行再の方針について「とんでもない話だ。米軍は良き隣人ではなく、日本政府にも当事者能力がない」と憤りを示していたという。