宮崎駿監督の新作『毛虫のボロ』、3月に上映開始 『風立ちぬ』以来の映像作品

『毛虫のボロ』はどんな話?
宮崎駿監督
宮崎駿監督
Jun Sato via Getty Images

宮崎駿監督、最新作『毛虫のボロ』 ジブリ美術館で3・21上映開始

 スタジオジブリの宮崎駿監督が映画『風立ちぬ』(2013年)公開以降、初めて手掛けた映像作品『毛虫のボロ』(原作・脚本・監督)が完成し、東京・三鷹の森ジブリ美術館の映像展示室「土星座」で3月21日より上映されることが決まった。ジブリ美術館のみで上映されるオリジナル短編アニメーションとしては10本目となる。あわせて美術館2階ギャラリーでは、関連展示も行われる。

 宮崎監督は、"長年、虫の目から見た世界"を描く企画をあたためていて、ジブリ美術館でも、絵の描かれたガラス板を重ねて作られた、奥行きのある世界をのぞいて楽しめる展示物"パノラマボックス"のひとつで、「毛虫のボロ」を紹介していた。

 2016年11月13日にNHKで初放送されたドキュメンタリー『NHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」』内で、CGで短編映画に初挑戦している姿が紹介されてから1年余り。完成した作品は、上映時間14分20秒の短編アニメーション。草むらのなか、夜が明ける前に卵からかえった毛虫のボロ。初めて見る朝陽はとてもまぶしくて、世界はおいしそうな空気にあふれていた。ボロはボロギクの根元に降り立ち、毛虫の仲間たちや外敵が行き来する世界へと踏み出す物語。

 ジブリ美術館の入場は日時指定の予約制。チケットは、コンビニチェーン「ローソン」でのみの販売。3月入場分のチケットは2月10日より発売。

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