10代の若手行司へのセクハラ行為が問題となっている大相撲の立行司の式守伊之助。美容家でタレントのIKKO(55)が8日放送のフジテレビ系「バイキング」に出演し、伊之助が「自分は男色の趣味はない」と弁明したことに不快感を露わにした。
時事ドットコムが伝えた日本相撲協会の情報によると、伊之助は沖縄・宜野湾市で興行があった12月16日夜に泥酔。宿舎の部屋まで送ってくれた10代の若手行司に数回キスし、胸部を1回触ったという。
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問題は1月5日夕、セクハラ行為の概略を知った幕内行司が同協会に報告して発覚。危機管理委員会の調査で、同協会が「事実」だと確認した。
■式守伊之助「男色の趣味ない」⇒ IKKO「何をおっしゃりたいのか」と不快感
8日放送の「バイキング」によると、伊之助は危機管理委員会の調査に対して、「泥酔していたので覚えていない」「自分は男色の趣味はないので、なぜこのような行為をしたのか分からない」と弁明したという。
これについて、番組に出演したIKKOは「聞いたときショックだった」と告白。伊之助の発言内容について、以下のように不快感を露わにした。
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「男色って、どういうことを言ってらっしゃるかわからないですけど、今回問題になっているのは未成年の方にショックを受けるようなことをしたのが重要」
「なのに『自分は男色じゃない』って、何をおっしゃりたいのだろうと」
その上で、IKKOは「同性愛の人間が未成年に対してこういうことやるんですか、という話じゃないですか。とても納得いかない」と、性的マイノリティの人達への認識不足を指摘した。
コメンテーターの東国原英夫氏も、伊之助の発言について「認識が逸脱されている。LGBT等々に甘い認識。時代遅れだというのが否めない」と、相撲協会の体質について疑義を呈した。