アメリカ・コロラド州に住む17歳の少女が投稿したInstagramが、若い女性たちの間で話題になっている。
その女性とは、アーティストのヘイリー・ウェイトだ。
彼女は、顔のニキビを化粧などで隠すことなく、自分の素顔をアップしている。その姿がフォロワーに勇気を与えている。
ヘイリーは雑誌「コスモポリタン」のインタビューで、ニキビが原因でいじめられた体験を告白している。
「『ピザみたいな顔』って言われたり、これだけニキビがある人は生きる価値なんてない、とまでも言われたこともあった」
ヘイリーは、最初からニキビ顔をそのままアップしていたわけではなかった。最初は「加工」した顔を投稿し、徐々にニキビを露わにしていった。
過去の経験から「ニキビで悩む人の力になりたい」とInstagramに素顔を投稿しはじめたヘイリーは、こんなふうに訴える。
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「これは私に注目してほしくてやってることじゃない。同情してほしいわけでもない」
「私の投稿に対して、『それでもまだあなたは美しい』なんてコメントする人がいるわ。でもそんなコメントをする必要ないの。だって、『美しさが全てではない』から」
「私は私のパーソナリティーを持っているの。地球にいる全ての人が持っているように、感情もある。私は『泣くには可愛すぎる』わけでもないの。私の悩みは悩んで正当だし、みんな悩む資格があるの」
「あなたたちは悩んで正当だということに気づいてほしい。泣いて、感じていいの。あなたは"可愛くはなれない"いうことを恐れなくてもいい。人からどう美しく見られるかは関係なく、みんな美しいから」
「あなたの感情に、真摯に向き合いましょう」
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彼女の投稿に対しフォロワーからは、「あなたは綺麗だと心から思うし、何よりもあなたは、あなたという美しいパーソナリティーと、試練を乗り越えていこうとする強い意志を持っている。応援しています」と称賛する声が上がっている。また韓国や中国などアジアの女性からも、「とても綺麗です」「応援しています」など多くのコメントが寄せられた。
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またニキビをめぐっては、「世界一稼ぐアメリカ人モデル」、ケンダル・ジェンナーがこんなツイートをした。
「あんな奴ら(ニキビ)に負けないで!」
洋の東西を問わず、ニキビは悩みのタネになりがちだ。でも、そのままでいいという応援団も、たくさんいる。
ヘイリー自身も、今はまだ自分自身を愛する「途中」だという。それでも、彼女の発信は自分の「不完全さ」に真摯に向き合うことの大切さを、私たちに教えてくれる。
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