パワハラ「告発状」問題、伊調馨「内閣府調査に応じた」 コメント発表(全文)

伊調は日本レスリング協会の第三者委員会から要請があれば、その調査にも応じるとした。
レスリング女子の伊調馨選手
レスリング女子の伊調馨選手
Tim Clayton - Corbis via Getty Images

五輪4連覇中のレスリング女子・伊調馨が、日本レスリング協会の栄和人強化本部長からパワハラを受けていたとする告発状が内閣府に出された問題。伊調は3月14日、所属先のALSOKを通じてメッセージを表明し、内閣府の調査に応じたことを明かした。また、日本レスリング協会の第三者委員会から要請があれば、その調査にも応じるとした。

この度の私に関する報道に対し、皆さまにご心配をおかけしておりますが、温かいお言葉を多数いただきまして、ありがとうございます。

まずは、昨日、内閣府から調査の要請がありましたので、自分の認識している事実をご説明いたしました。また、日本レスリング協会の第三者委員による調査も、ご要請いただきましたら応えていく所存です。その上で、各調査機関の判断を待ちたいと考えております。

伊調 馨

2018年3月14日

日刊スポーツによると、告発状は弁護士が作成したもので、栄氏が地位を利用し、伊調をコーチしていた男性に伊調の指導をやめるように命じ、従わなかった男性を脅したほか、伊調が練習場所としていた施設に出入りできないように圧力をかけたという内容だ。栄氏や日本レスリング協会は告発内容を否定している。

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