この春入学する1年生からアルマーニ監修の標準服を採用する中央区立泰明小学校で、3人が「学校の教育方針に同意できないところがある」という理由で、2~3月、入学を辞退していたことが分かった。3月16日、区教育委員会が議会の答弁で明らかにした。
区教委によると、当初入学予定だった60人のうち、私立学校への入学で2人、急な引っ越しで1人の計3人が、2017年末までに辞退した。
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さらに、標準服の報道が相次ぐようになった2018年2月中旬から3月上旬にかけ、「学校の教育方針に同意できない」という理由で3人が辞退したという。
区教委側は、この3人について「学校の教育方針に関して同意できないところがあると言っておやめになったと伺っている。直接的に、標準服がどうこうということをおっしゃったのではないと伺っている」と説明した。
在校生への対応は?
一方で、在校生の標準服については、在校生の保護者に学校が2月にした説明と、区教委の説明が食い違っているという指摘がでた。これに対し、区教委は「この4月を迎えるにあたっては、新入生は新しい標準服、在校生はいまの標準服を着ることが決まっている」と繰り返した。
その上で、「標準服の取り扱いについては、皆さんのご意見を聞いて進めていこうと、2月の保護者会の冒頭で申し上げたと報告を受けている」とした。