「今日ね、今日ね...抱きしめていい?」週刊新潮、財務次官のセクハラ音声データを公開

麻生太郎財務相も「事実ならアウト。今の時代では明らかにセクハラだ」
福田淳一事務次官
福田淳一事務次官
Jiji

財務省の福田淳一事務次官が複数の女性記者にセクシュアル・ハラスメント発言をしていたと、4月12日発売の週刊新潮が報じた疑惑を巡り、同誌のサイト「デイリー新潮」は13日、福田次官が言ったとされるセクハラ発言の音声データをYouTubeで公開した。

音声データには、周りに人がいることが伺われる場所で、福田次官とされる人物が

「今日ね、今日ね...抱きしめていい?」

「じゃあ、浮気しないタイプなの?」

「予算通ったら浮気するか」

「いやいやいや、手を縛るか。手を縛ってあげる。胸触っていい?」

「手縛っていい?縛られていい?」

ーーと話す様子が収められている。

言われた相手の声はプライバシーに配慮して消されており、「だめです」「そういうこと本当やめてください」などの返答が文字で出ている。

続く動画では、週刊新潮の記者と思われる人物から犬の散歩中に取材で声をかけられ、

「森友の件でお忙しいところ、次官、結構夜ね、仕事で女性と飲んでると伺って...」

と話を向けられる様子が映し出されている。

最初は笑っていた福田次官は「そういう席でおっぱい触っていい?とかキスしたいという発言を(したようだが)」と向けられると、「何を失礼なことを言っているんだ。何を言っているんだ。誰がそんなことを言っているんだよ」と真顔で怒って否定する様子が動画で映し出されている。

共同通信によると、麻生太郎財務相は13日、閣議後の記者会見で、福田事務次官のセクハラ発言の報道について「事実ならアウト。今の時代では明らかにセクハラだ」と述べたという。

その上で「今の段階で処分を考えているわけではない」と改めて説明した。

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