「報道現場のセクハラに何の声明・見解も出していない」新聞労連、日本新聞協会に申し入れ

セクハラの実態調査や予防策の指針作りに取り組むよう求めている。
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報道現場で起きた、福田淳一・前財務次官のセクハラ事件。それに対して、日本新聞協会も何らかの声明を出すべきだと、労働組合・新聞労連(小林基秀委員長)が5月24日、協会側に申し入れた。

新聞・放送局などの業界団体である日本新聞協会は、まだこの事件について声明を出していない。申入書では、セクハラに断固抗議することなどを協会加盟社が社会へアピールすることを要請。セクハラの実態調査をして、防止策の指針をつくることも求めた。

また、採用試験で「セクハラを受けたことがあるか」などと受験者に質問している社もあることから、「この質問を女性の受験者だけに聞いていたら、男女雇用機会均等法に抵触する。業界の評価を著しく下げることになる」として、加盟各社に早急に周知徹底するよう要請した。

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