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2018年06月21日 12時24分 JST | 更新 2018年06月21日 13時01分 JST

コロンビアが負けてもゴミ拾いする姿に感動広がる。“日本発”サポーターの掃除がワールドカップを変えた

「凄いと心から思いました」

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ワールドカップの試合後、サポーターが客席に散乱したごみを片付ける「日本発」の活動が各国に広がっている。今回のロシア大会でも複数の国のサポーターたちが取り組み始め、海外メディアも改めて注目している。

6月20日。ショーロホフの小説「静かなドン」の舞台にもなったドン川が流れるロシア南部のロストフナダヌー。ここにあるスタジアムでは、ウルグアイとサウジアラビアが激突。接戦の末、ウルグアイが勝った。

サッカー熱が高いことで知られる南米ウルグアイ。試合後、サポーターがみせたのは、狂喜乱舞する姿だけではなかった。一部の人たちが客席の下に落ちているごみを拾い集めた。

この様子を、地元メディアがTwitterで紹介。サイトでも「学ぶ ウルグアイのファンらもスタンドをきれいに」などとする動画付きの記事を公開した。

記事では、日本のサポーターたちが19日のコロンビア戦後に清掃活動をしたと報道。「私たちは日本人からアイデアを盗んだわけではありませんが、努力しなければならないことを学んだ」などとするサポーターのコメントを引用し、日本のサポーターから触発されたことを記した。

一方、ウルグアイに敗れたサウジアラビアの一部サポーターも試合後、ごみを拾った。サウジアラビアのメディア「アラブニュース」はTwitterで写真付きで紹介した。

19日には日本と同じグループHに所属し、ポーランドに勝ったセネガルの一部サポーターがごみを集めた。

「逆の結果で、僕らはできる?」

また、19日の日本対コロンビア戦で、ゴミ拾いをしたのは日本のサポーターだけではなかった。敗れたコロンビアのサポーターたちもごみ拾いをしていたのだ。

その様子を、現地で応援していた「ちょんまげ隊長ツン(@tsunsan)」さんがTwitterで紹介した。

ツイートの中で、ツンさんは「逆の結果で、僕らはできるだろうか?」と問いかけたところ、「スポーツっていいですね」「こういう姿を見ますと、今後コロンビアの国も応援したくなりますよね」などのコメントが相次いだ。

ツンさんによると、試合終了後、日本サポーターたちがごみ袋を持って清掃活動をしていると、「それを僕らに下さい」とコロンビアのサポーターが声をかけてきたという。

中には日本語の「おめでとう」という言葉を練習して言ってくれるコロンビアサポーターもいた。

「僕らがガチの国際大会で格下のチームに負けて、これらの対応ができるか?正直、まだそこまで成熟してないのではと思うと、コロンビア素敵、凄いと心から思いました」とツンさんは感心する。

ツンさん自身、4年前のブラジル大会で日本対コロンビア戦をスタジアムで観戦したが、負けた悔しさや脱力感で笑顔で寄ってくるコロンビアサポーターにうまく対応できず、泣きながら逃げ帰るような態度をとってしまった。

その記憶があるだけに、今回のコロンビアサポーターの歩み寄る姿にいっそう感激した。

ごみ拾いいつから?

日本人サポーターによる清掃活動は、日本が初出場した1998年のフランス大会にさかのぼる。礼儀正しい姿を地元メディアが報道。以来、ほかの海外メディアも注目するようになった。今回も海外の複数メディアがこうした活動を評価する記事を掲載している。