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2018年07月19日 18時04分 JST | 更新 2018年07月19日 18時04分 JST

プラスチックを噛むホッキョクグマが撮影される。海洋汚染が北極圏にも?

「この素晴らしい島に、どれだけプラスチックが漂ってきているのか」と調査員は嘆く

北極圏にあるノルウェーのスバールバル諸島で、黒いプラスチックを噛むホッキョクグマの姿が確認された。The Sunなどが報じた。

Twitter / @KevMorgans

プラスチック製品の海洋汚染をめぐっては、コーヒーチェーンの世界的大手「スターバックス」がプラスチック製のストロー廃止を決めるなど、社会的な問題意識が高まっており、「最北の地」で目撃された光景は高い関心を呼びそうだ。

スバールバル諸島は北極から約960キロの地点で、人口は約2500人。

The Sunは、「我慢の限界」「悲しい写真」などとこのニュースを伝えた。記事によると、北極海の汚染を調べる団体「Sail Against Plastic」のメンバーらが活動中、プラスチック製品を噛むホッキョクグマを目撃した。

メンバーの1人は「北極の野生動物を見ながら、貴重な調査ができたことはとても幸運だったと思います。しかし、この自然あふれた素晴らしい島に、どれだけプラスチックが漂ってきているのかを目の当たりにして、私たちはハッとさせられました」と語っている。

その上で、このメンバーはこうも述べた。

「島のビーチで私たちが見つけたものは、人間が日常生活で出すごみとあまり違いはなかったです。ペットボトル、綿棒、タバコの吸い殻、ウェットティッシュ。ポリエチレン製品や、食べ物の包装もありました。私たちの出したごみが、北極の自然をどれだけ汚染しているかを物語っています」

インディペンデントによると、スバールバル諸島の周辺にいるカモメの9割がプラスチック製品を誤って食べているとされ、北極圏の海洋汚染は深刻さを増している。

海洋汚染をめぐっては、プラスチック製のストローが原因の1つとして指摘されており、欧米などでは紙製に代える動きが広がっている。