海上自衛隊は7月30日、「27DDG」のコードネームで知られる新型護衛艦を「まや」と命名した。ニコニコ生放送が横浜市内の造船所で開かれた命名・進水式を中継した。
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「まや」は全長170メートルで排水量は8200トン、乗員数は310人だ。弾道ミサイル防衛システムを持つ新たなイージス艦「まや型護衛艦」の1番艦となる。
ロイター通信によると、「まや」は海自艦で初めて「共同交戦能力」(CEC)を搭載した。自艦のレーダーが捕捉できない遠方から飛来するミサイルなどを早い段階で迎撃できるようになり、防空範囲が広がる。
航空新聞社によると、総工費が約1680億円。2020年3月ごろの就役を予定しているという。
■旧海軍には2隻の「摩耶」がいた。
「まや」は、兵庫県神戸市の摩耶山にちなんで命名されたと見られている。この名前が旧日本海軍では二度使われており、1886年に竣工した砲艦「摩耶」は日清・日露戦争に参加後に退役した。
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1932年に竣工した重巡洋艦「摩耶 」は太平洋戦争に参加したが、1944年10月23日、パラワン水道で潜水艦の雷撃によって沈没した。