競泳の池江璃花子選手が2月12日、白血病と診断されたことをTwitterで公表した。
池江選手を襲った白血病とは、どんな病気なのか。
白血病とは
白血病は、血液中の白血球が悪性腫瘍(がん)になった血液がんの一種。
日本大百科全書によると、血液中の白血球が無制限に増殖する病気だ。放置すれば進行して死に至る病気。白血球が異常に増えることで、赤い血液が白みを帯びて見えるところから、ドイツの病理学者ウィルヒョウが名づけたという。
大きく分けて急性と慢性の2つに分けられ、病状や治療方法は異なる。池江選手も日本水泳連盟も12日現在は、どちらなのか明かしていない。
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多いのは急性白血病で、愛知県がんセンターによると、未熟な白血球が増殖し、免疫機能や血を作る働きが低下。その結果、発熱や貧血、出血が止まらなくなるなどの症状が起きる。進行スピードが早く、放置すれば死に至ることもあるという。
一方、慢性白血病は、成熟した白血球が増殖するもの。進行は緩やかで症状は軽いが、急性白血病に移行する可能性もある。進行すると、貧血や血小板減少等の症状が起きたり、脾臓が腫れたりする。
白血病細胞の由来する血球細胞に応じて分類され、リンパ性と骨髄性などに分かれる。
愛知県がんセンターは公式サイト上で、急性白血病について「不治の病ではありません」とした上で、「病気を克服し社会復帰をされた方も大勢みえます」と記している。
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