サワディーカー、タイのライター味(Aji)です。
今回は私の主観的なお話ですが、タイで働いて感じた、そこで働くことの価値についてお話します。
【第二章】3年働いて実感した、タイで働くことの本当の価値とは
1.タイ人と働く、とは
「タイ人の国民性は?」「タイ人と働いていて、どうですか?」
こんなことを、日本人求職者の方からよく質問されます。
それに対して、私は、いつもにぎやかなタイ人のことを「ASEANの関西人」だと思っています(笑)。
仕事においては......
・とにかく面倒見が良い! 助け合う!
優しさに何度も救われました。お互いの心のケアを忘れません。
・グループ行動派! みんなでワイワイするのが好き!
逆に言うと、個人行動が苦手です。チームで仕事をするほうが得意です。
・なんでも「YES」!
あまりNOと言わないので、要注意。結論ではなく、詳細や事情を聞いて、こちらでYESかNOの判断をしましょう。
と、色々ありますが、タイ人の気質に関しては、ライターのつっちーさんがとっても分かりやすくまとめているので、こちらをご覧あれ★
2.海外就労初心者の私が、タイで働いて良かったこと3点
<1> マーケットの大きさ!
タイはASEAN内で断トツの日系企業数と、マーケット規模の大きさを誇ります。
日系企業のタイ支社には、タイ国内だけでなくASEAN諸国のオペレーションをもっている場合やアジアのヘッドクオーターとして機能していることも多いので、よりスケールの大きい仕事が可能です。
おかげで、諸外国で働いている方々に会えたり、ASEANのトレンドをいち早く掴めたりと、多方面で学ぶことができました。
<2> タイで出会えた人
タイ人、外国人、ASEANで働く日本人含め、また人材業界という仕事柄もあってたくさんの方にお会いする機会が多く、それまで私の知らなかった世界を見せていただきました。
自分自身をよく知っている方、自分のやりたいことに真っ直ぐな方、既存の枠組みにとらわれない方、また日本人に関しては、海外で活躍しながらも日本を大切にしている方が多かったように思います。
<3> アメージング・タイランド!
今だから言えますが、タイに住み始めた当初、タイのことをあまり好きになれない自分がいました。
日本より衛生環境は悪いし、タイ人とは会話がうまく噛み合わないので、相手をなかなか信じられない、在住邦人でもふわふわした生き方の人がいる......。「タイって本当に凄い! アメージングだよ!」と話す大多数の方々の気持ちがちっとも分からない......そんなネガティブな気持ちがありました。
しかしタイで生活し、色んな人と接するうちに、タイにいる人たちみんなが自分を受け入れ、自然体でいることに気づきました。自分の気持ちに余裕があるから、他者にも信じられないくらい寛容なのです。タイにいる人は人生の楽しみ方を知っていましたし、タイ人は自国に誇りをもっていました。
他者を受け入れることで新しいものが生まれ、人生を楽しむことによって余裕が生まれ、仕事もプライベートも充実できる。
偉大なる前国王様がご崩御なされた際は、外国人も共に泣き、喪に服すぐらい、みんなで共存しているのだという実感を得ました。
今はタイが大好きです。人、観光、文化、どれもご紹介しきれないくらいとっても深くて、ネタの宝庫なんです!
タイに長期で働く人が多い理由、今ではよく分かります。
3.まとめと、これから
環境が人を作る」ということを、私は恩師から教えていただきました。自分の目標に最も近い人や環境に身を置くことが、成功への一番の近道だという意味です。
この考えをもとに、若くから海外に出る決意をしましたが、今でもこの選択は間違っていなかったと思っています。
タイでの就労を通し、お仕事の面ではもちろんのこと、人間的にもたくさん成長させてもらいました(まだまだですが)。これからはこの経験を活かし、新たな目標に向かって自身をよりパワーアップさせるため、シンガポールにお邪魔します。
この場をお借りしまして、タイでお世話になりました皆様と、記事を読んでくださった皆様に、心からの感謝と皆様のよりグローバルなご活躍を心よりお祈り申し上げます。本当にありがとうございました!
次回からはシンガポールの情報を。これからもよろしくお願いします!
味(Aji)
ライター
AJI
富山県出身。大学在学中は、観光学、ホスピタリティーマネジメントを学ぶためフロリダ大学へ留学。Reeracoen Recruitment入社。タイ支店にて3年間現地企業向けに人材紹介サービスの営業、キャリアコンサルタントに従事。2017年2月よりシンガポール支店に異動。全米NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー。モットーは「素直に生きる。」。
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