ハフコレ編集部

ミツロウラップを使ってみた!使い方や作り方、おすすめ商品も紹介

繰り返し使うことができ、プラスチックフリーのため、環境に優しいアイテムとして人気が高まっているミツロウラップ(蜜蝋ラップ )。ベタベタしない?ちゃんとくっつく?など使用感に不安がある人もいますよね。そこで今回は、実際にミツロウラップを使ってみた感想とともに、メリット・デメリット、ハフコレ編集部がオススメするミツロウラップを紹介します。
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ミツロウラップとは? 

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skaman306 via Getty Images
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ミツロウ(蜜蝋)とは、蜂の巣から採取したロウのことで、化粧品やキャンドルにも使われています。

布をミツロウでコーディングしてできるのがミツロウラップ。変形するため、野菜やお皿をぴったり包んでくれます。

洗って繰り返し使うことができ、プラスチックフリーのため、環境に優しいラップとして注目を集めています

ミツロウラップのメリットは?

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Courtney Hale via Getty Images
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メリット1.洗って繰り返し使える

ミツロウラップの大きなメリットは、洗って繰り返し使えること。使い捨てラップの代わりに使うことで、プラスチックごみを減らすことができます。使用後は、食器用洗剤で優しく洗いましょう。使用頻度や商品によりますが、毎日使っても1年ほど持つものが多いです。

メリット2. デザインが豊富。好きな布で手作りも◎

デザインも豊富です。お気に入りの柄で、サンドイッチやおにぎりを包むと気分も上がりそうですね。手作りもできるので、自分だけのお気に入りラップも作れます。

メリット3. 環境に優しい素材

ミツロウラップは、環境に優しい材料で作られている商品が多いのも特徴。配合されている樹脂やオイル、土に還る生分解性の素材や、オーガニックの素材、フェアトレードの素材など、サステナブルな素材にも注目です。

ミツロウラップのデメリットは? 

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Bianca Dantas via Getty Images/EyeEm
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デメリット1. 温かいものやレンジの使用はNG

熱でミツロウが溶けてしまうため、温かいものを包んだり、レンジを使用したりすることはできません。温かいものは冷ましてから包み、レンジを使う場合は、外しましょう。

デメリット2. 肉や魚・酸の強いものは直に触れないように

強い洗剤での擦り洗いや、熱による殺菌ができないため、油が多いものや肉・魚などの使用は控えた方がいいでしょう。また、レモンやライムなど酸性のものも、ミツロウが溶けてしまうため、なるべく避けましょう。ミツロウラップを使用する場合は、お皿に入れてラップをするなど、直に触れないようにすると◎。

デメリット3. 冷凍もなるべく避ける

冷凍は、劣化を早めるため、おすすめしていない商品が多いです。使用するとしても、1ヶ月以内などできるだけ短期間にするようにしましょう。

使い方〜実際に使ってみた

実際に1ヶ月ほど使ってみました!使ったのは「Super Bee Honey」。

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「SuperBee Beeswax Wraps」を使ってみました。S・M・Lの3枚セットが嬉しい。

ベタベタするという声もありますが、この商品は気になりませんでした。初めは包み方に戸惑いますが、慣れれば簡単!

包み方

手で温めるようにして包むとぴったりと密着します。サイズ違いで揃えると、「大きさが足りない!」ということもなく、様々なものを包めます。

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Sサイズはお茶碗に、Mサイズはブロッコリーに、Lサイズは直径22cmほどの大皿に使いました。

野菜を包んだり、サンドイッチやおにぎりなどの持ち運んだりするのにもおすすめです。(おにぎりを包む時は常温にしましょう!) 

洗い方

野菜の場合は軽く水洗いでもOK。汚れが気になる場合は、ミツロウを傷つけないよう、柔らかいスポンジを使い、食器用洗剤で優しく洗いましょう。

収納方法

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コップや瓶にに丸めて入れたり、布巾と一緒に吊るしたりして収納すると◎。 

選び方 

サイズ

包むものに併せてサイズを選びましょう。サイズ別に用途を表にまとめています。

形(正方形・長方形・丸型)

四角形以外にも、丸型のミツロウラップも販売されています。使用用途に合わせて、形を変えましょう。

おすすめの人気ミツロウラップ7選

岐阜県産のミツロウを使うなど、国産にこだわったミツロウラップ。フェアトレードのオーガニックコットンや、USDA認証オーガニックホホバオイルなど、原材料の一つ一つが厳選されています。また、職人が手作業で染めており、色合いの美しさも◎。

ハフポストエディターも使用中のミツロウラップ。布にはGOTS認証のオーガニックコットンを100%使用。コーティングにはオーガニックココナッツオイル、ゴールデンツリーの樹脂も配合されています。デザインも豊富なので、自分の好みの柄が見つかるはず。まず試してみたい方にもおすすめのセットです。

APIARY(アピアリー)は「養蜂場」の意味。オーストラリアの自社養蜂場で生産されたミツロウを使用しています。2015年から持続可能な社会を目指し活動している同養蜂場では、ミツロウラップの端材を着火剤の商品にするなど、様々な取り組みを行っています。

ヒグマやキツネなどキュートな柄のミツロウラップ。シンガポール生まれで、デザイン豊富です。45cmほどのXLまでサイズがあるので、大きいラップがほしい方にもおすすめ。

大・小サイズが各1枚と、中サイズが2枚の計4枚セット。ポップな柄が多く、お弁当などにも重宝しそうです。

ニュージーランドで生産されているミツロウラップ。華やかなテキスタイルが可愛いですね。S、M、Lサイズの3枚セットになっています。

ミツロウラップの作り方

ミツロウラップは手作りできます。お好みのデザインの布で、自分が使いやすい形で作ってみましょう。

材料

  • お好みの布
  • ミツロウ(ビーズタイプやシートタイプがおすすめ)
  • 配合したいオイルや樹脂(なくてもOK)
  • クッキングシート
  • 新聞紙(アイロン台を汚さないため)
  • アイロン

手順

  1. アイロン台に、新聞紙・クッキングシートを敷きます。
  2. 布を好きなサイズ・形に切ります。
  3. クッキングシートの上に布をおき、ミツロウ・オイルを満遍なくのせます。
  4. さらにその上にクッキングシートをのせ、アイロンをかけます。
  5. 布全体にミツロウが浸透したら、クッキングシートをはがします。
  6. しばらく冷ましたら完成!

キットで手作り!

必要な材料が揃っているキットだと始めやすいですね。

2020年グッドデザイン賞を受賞したミツロウラップキット。約25×25cmの布地が1枚と、1回分のミツロウがセットになっています。

環境に優しいミツロウラップを使ってみよう

自分の好きなものを大切に使うことで気持ちも楽しくなります。洗って繰り返し使えるエコなミツロウラップ、始めてみませんか? 

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