「Talk To Me」親子の会話を始めましょう

私たちはFacebookと協力して、真にグローバルでソーシャルな会話を生み出そうとしています。
|
Open Image Modal
The Huffington Post

※編注:クリスティーナ・ハフィントンは、ハフポスト創始者であるアリアナ・ハフィントンの長女(26)です。

クリスティーナ:『Talk To Me』を思いついたわけ

ほぼあらゆる面で、両親とはとても仲良くしています。1日に何度も話しますし、私は、親子の境界線(この表現は、母の母国語であるギリシャ語では、"不敬"といっても良いのかもしれませんが)をもっとしっかり引くことができれば、私の大人への移行はもう少しスムーズになるのではないかと、ほのめかさなかったセラピストに、まだ出会ったことがありません。

しかし、どれだけ頻繁に親しく会話を重ねても、口にしていないことがまだたくさんあることに最近気づきました。私が抱えている問題や、耳にした嬉しいニュースについて電話で話しては、最後にお互いに愛している、と伝えて電話を切る前に、私の方から急いで「で、そっちは大丈夫なの?」と聞いて終わることが多いと気づくようになったのです。私はいつもは好奇心旺盛な人間で、どちらかというと質問に答えるより質問する方が好きですが、両親との会話では明らかに逆なのです。

子供の頃は、会話は自分を中心に回るものと思ってますよね。十代の頃は父母の意見ほど、聞きたくないものはないでしょう。しかし大人になると一転、両親の話から得られることがたくさんあります。様々な場面で両親との会話を始めて、いつもだったら聞かないような質問をしてみることを期待して、『Talk To Me』を発表します。

世間では、かつてのように年長者の知恵を重んじなくなったと良く耳にするようになりましたが、「25歳までに知っておきたかった25のこと」や「50歳になって分かったこと」のような記事がこんなに広くシェアされているのには理由があると思います。みな先人の経験や過ちから学びたいのです。『Talk To Me』によって、人々がそのような知識や知恵を、身近な家族に聞いてみることを期待しています。

アリアナ:『Talk To Me』で何をするのか

クリスティーナがこのアイデアについて初めて話してくれた時、すぐに面白そうだと思いました。『Talk To Me』で私が一番好きなところは、世代を越えて人々をつなげるという点です。これはまさしく、ハフポストらしい特色であり、ハフポストの特集に加えようと考えました。

このシリーズには、クリスティーナが製作責任を担うオリジナルのコンテンツが含まれます。そしてハフポストでは、誰でも参加できるオープンなプラットフォームも提供します。「参加」とは、世界中にいる親たちが、子供のインタビューを受けることを意味します。

今週は3つのエピソードを発表します。(ヴァージングループ創設者の)リチャード・ブランソンさんは、イギリス領ヴァージン諸島の自宅で息子のサム君のインタビューを受けます。(テレビ司会者の)オプラ・ウィンフリーさんは、彼女が南アフリカに設立した学校を卒業した3人の「娘たち」のインタビューを受けます。そして娘のクリスティーナがニューヨークにある家で、私にインタビューします。さらに近日、シアトルにあるゲイツ財団のオフィスで、メリンダ・ゲイツさんが娘のジェンさんのインタビューを受ける様子を公開します。

すでに何百本もの動画を受け取っていますので、ハフポストの特集ページに随時掲載していく予定です。動画は世界中から寄せられており、ハフポストの海外版もすべて参加して、個々の家族だけでなく、世界中のハフポストの家族たちの距離も縮めることができます。これも『Talk To Me』の素晴らしいところです。

また、ユニリーバ社と提携できることをとても嬉しく思っています。双方にとって、大切な問題について会話を促すために一緒に取り組みます。そして、男女平等や持続可能な環境、子供の飢餓や貧困まで、子供たちのために明るい未来をつくることを目指します。

他の親の皆さんも、私と同じように、この経験を充実したものにしていただければと思っています。親は皆そうだと思いますが、私はいつも娘たちともっと深い話をする口実がほしいと思っています。しかし子供が成長すると、日々の生活の細かなことにとらわれてしまうことが多くなり、ちゃんと腰を下ろして、時間をかけて、外の世界の騒音を閉め出して、本当の意味で話し合うことが難しくなります。そのためのプラットフォームを提供し、世界中に親子のコミュニティーをつくることで、この会話を経験しやすくできればと考えています。

皆さんや、皆さんの娘、息子、父、母、またはその他の人生の中の最愛の人たちに、『Talk To Me』のメンバーになっていただければと思います。私たちはFacebookと協力して、真にグローバルでソーシャルな会話を生み出そうとしています。スマートフォンからすぐに生中継できるFacebook Liveを利用して、是非「Talk To Me」のインタビューをしてみてください。動画を生中継したくない場合は、普通の動画のように録画してFacebookにアップロードすることもできます。その場合は、ハッシュタグ #TalkToMe を使用して、説明のところで友達をタグ付けしてください。そしてハフポストに掲載してほしい場合は、動画を公開するのを忘れないようにしてください。何かご質問がありましたら、『Talk To Meチーム』までご連絡ください。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。