そう願う一人の大学生が、2年かけて「サシャ・サヴィはプログラミングが好き」という子供たち向けの本をつくった。
本を書いたのは、ニューヨークにあるペース大学で、情報システムとマーケティングを学ぶ19歳のサシャ・アリエル・アルストンさんだ。
アルストンさんはこれまでプログラミングを学んできて、この分野が「性別の面でも、人種の面でも、多様性に欠けている」と気付いたそうだ。
「女の子にもプログラミングに興味を持ってもらうと同時に、プログラミングの基本的な言葉を知ってもらいたいと思って書きました」
「多くの人がSTEM(サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、数学に重きを置く教育)やプログラミングが何かを、よく知りません。もっとSTEMを知って欲しい、特に女の子に知って欲しいですね」と、アルストンさんは話す。
本の主人公は、プログラミングが好きな10歳の女の子サシャ。
ソフトウェア開発をする母からプログラミングを少し教わったサシャは、2人の友人と共にプログラミング合宿に参加する。
そこでゲームアプリを作り方を知り、プログラミングの楽しさに目覚めるというストーリーだ。
本の制作資金を、クラウドファンディング「Kickstarter」で募ったところ、目標金額5000ドルを4日間で達成。最終的には1万7000ドルが集まった。
まもなく完成する「サシャ・サヴィはプログラミングが好き」は、まず最初に寄付をしてくれた人に送る。6月にはAmazonでも買えるようになる。
たくさんの女の子たちに読んで欲しい、そして「あなたのやりたいことは、何だってできるんだよと知って欲しいです」とアルストンさんは話す。
フィンランドのプログラミング教室
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Open Image Modal「コーディコウル」の生みの父、ユハ・パーナネンさん。2002年にトゥルク大学のコンピューターサイエンス学科を卒業後、GEヘルスケア、RTsなどを経てリアクターに入社 (credit:Sachiko Kutsuke)
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Open Image Modalプログラミング教育を提供しているICT企業(Reaktor) (credit:Sachiko Kutsuke)
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Open Image Modalヘルシンキ中央のメインストリート沿いにそびえるオフィスビル (credit:Sachiko Kutsuke)
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Open Image Modal (credit:Sachiko Kutsuke)
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Open Image Modal (credit:Sachiko Kutsuke)
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Open Image Modalリアクターのマーケティング部長ヴィッレ・ヴァルトネンさん(左)とユハ・パーナネンさん(右)「写真に魚のぬいぐるみも入れますか?(笑)」と遊び心がたっぷり (credit:Sachiko Kutsuke)
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Open Image Modalコーディコウルのロゴ。子ども達にもなじみやすそうなおしゃれで可愛いデザイン (credit:Sachiko Kutsuke)
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Open Image Modal「教育向けのゲームだからといって、やさしくはないです。本気で勝ち負けを競うゲームなのですよ」とゲームの説明をするパーナネンさん (credit:Sachiko Kutsuke)
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Open Image Modalパーナネンさんが娘さんと作ったプログラミングを楽しく学べるボードゲーム『ロボゲム(ROBOGEM)』 (credit:Sachiko Kutsuke)
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Open Image Modal「簡単に誰でも試すことができます。タートル・ロイのサイトに行くだけです」と滑らかに手を動かすパーナネンさん。画面では、命令された通りに線が形を描いていく。 (credit:Sachiko Kutsuke)
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Open Image Modalインタビュー中に「タートル・ロイ」のサイトを開いてコマンド(命令文)を与えるパーナネンさん (credit:Sachiko Kutsuke)