先日、2014年シーズンのF1用エンジンを搭載したと思われるフェラーリのハイブリッド・スポーツカー「ラ・フェラーリ」のテスト走行映像をご紹介した。その後、この新型エンジンは「059/3」と命名され、2014年F1マシンの名称については来年1月にファンのインターネット投票で決められる。今回は、フェラーリが公開した新型エンジン「059/3」のビデオをご紹介しよう。
「059/3」はメルセデス・ベンツやルノーと同様、1.6リッターV型6気筒ターボエンジンに現行の2倍にパワーアップされたKERS(運動エネルギー回生システム)が組み合わされている。2013年のF1レギュレーションではKERSの出力は80hpと定められ、ドライバーは1周あたり約6秒間にわたって80hpのパワーを利用することができ、ラップタイムにすると約0.3秒の短縮が可能だった。2014年からは新レギュレーションに伴いKERS(2014年以降の名称は「ERS」へ変更)の出力は2倍になり、1周あたり160hpのパワーを約30秒間使用することが可能。フェラーリによると、ラップタイムは約3秒の短縮となるようだ。
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それでは、フェラーリの開発者たちが新型エンジンの詳細について語るビデオをご覧いただこう。念のため、例のテスト走行映像も用意したので併せてチェックしてほしい。2014年F1マシンについてさらに詳しく知りたい方は、フェラーリとシェルのプレスリリース(英語)をどうぞ。
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(こちらは、2013年12月26日に掲載されたAutoblogの記事「【ビデオ】フェラーリの2014年用F1エンジン「059/3」!」を転載したものです)