「マリオカート」のようなゲームを自分の部屋の床で再現できたら? 今回は、そんな夢を実現させるハイテクプロジェクト「RomoCart」の映像をご紹介しよう。
RomoCartは、カメラ、プロジェクター、体感型のエデュケーショナルロボット「Romo」、それに専用のプログラムから構成されている。カメラが部屋にある障害物を認識し、専用のプログラムが無限とも言えるほどのコースを自動生成。プロジェクションマッピングによって床に投影されたそのコースをRomoが走るという仕組みだ。さらにマリオカートと同じようにバナナを落としたり、ミサイルを使ってライバル車を攻撃したりすることもできる。
残念ながら、RomoCartは店頭で手に入るようなゲームではない。これは、経験豊富で熱心なハイテクマニアだけが実現できるプロジェクトだ。まず必要となるのは1台約200ドル(公式ストア価格1万4,500円)で販売されているロボット、Romo。加えて、障害物のある部屋の環境や、その合間を走るRomoを空間的に認識できるRGBDカメラと、コースを床に投影するプロジェクター。開発者の河本健は自身のブログでこれを作るためのヒントを教えてくれているが、ソースコードの全てを公開していない(そのうち公開するとは言っている)。つまり今のところ、自分の部屋でレースをスタートさせるために必要なプログラムの方法は明らかになっていない。
早速ビデオをチェックし、小さなカートが床を軽快に走り回り、周囲の環境や障害物にどんな反応をするかを見て欲しい。適切なプログラミングとテクノロジーの力で、こんなことが可能になるとは、すごいの一言だ。
By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
(2014年10月19日Autoblog「【ビデオ】日本人が発明した『自分の部屋をマリオカートのサーキットに変える方法』」より転載)
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