2014年のお菓子作り考古学的ニュース

ブログを初めて2回目の投稿なので、再度自己紹介も兼ねて、今年一年のわたしのお菓子作り考古学に関連した活動を振り返ってみたいと思います。

こんにちは。自称・お菓子作り考古学者の下島綾美(ヤミラ)です。

前回ご紹介させていただいた「土器型クッキー/Dokkie(ドッキ―)」ですが、その後全国から様々な「ドッキー作ってみたよ!」レポートが寄せられました。ありがとうございます。

詳しくは、こちらに記事を書きました。

たとえば、こんなクッキー。

宮城県蔵王町文化財整理室から寄せられたドッキ―です。

(「大木8a式土器」という、南東北の縄文時代中期の代表的な土器がモチーフとされています。)

本当にすごいですよね。

割れ口がかっちりとくっつきそうで、チョコペンで接合して復元したくなってしまいます。

(サイトで紹介している他のドッキ―もすばらしいので、ぜひ見てみてください。)

今年は、土器型クッキーについて思わぬ反響をいただいたり、このブログを始めたり、嬉しい変化に恵まれた年でした。個人的な活動名〝ヤミラ″の呼び名にも、だいぶ慣れてきました。

まだブログを初めて2回目の投稿なので、再度自己紹介も兼ねて、今年一年のわたしのお菓子作り考古学に関連した活動を振り返ってみたいと思います。

●7月

船橋市飛ノ台史跡公園博物館「第14回縄文コンテンポラリーアート展inふなばし「縄文の手・現代の手」」にフェイクスイーツ作品を出品しました。

作品名『考古学はマロンだ!』

曽利式の土器文様と土偶をモンブラン風にあしらった土器ケーキ時計。

(デザイン:ヤミラ、制作:ラムネ屋敷)

●8月

「第2回博物ふぇすてぃばる」にて、お菓子作り考古学のブースを出展しました。

これは本物ですが、この「お菓子の竪穴式住居」のフェイクスイーツを作って展示しました。

(この通称「博物ふぇす」は、博物学にまつわる様々なジャンルに関係する物販や個人ブースでの展示を集めたイベントで、最近始まった新しい試みです。)

お菓子の竪穴式住居の製作過程こちらの動画をご覧ください。

展示のテーマは、「お菓子作り考古学で変換!」。

専門的な内容を、お菓子作りでわかりやすく楽しく変換してしまおうという趣旨でした。

●11月

横浜市歴史博物館のイベントで、土器型クッキーを配布しました。

一連の反響は以下にまとめています。

これがわたしにとって、今年一番の大きな出来事でした。

いろいろなメディアで取り上げていただき、SNSの力に本当にびっくりしました。

また、この秋は、古墳にコーフン協会さんの各種イベントブースにて、ハニワドーナツ「ハニーワ」のグッズも販売させていただきました。

「ハニーワ」は、はちみつ味のドーナツで、昨年にイベントで二度本物を販売させていただいています。

※上の写真はフェイクです。

古墳にコーフン協会の活動に参加して、協会員の称号もいただきました!

(古墳シンガーソングライターのまりこふんさんのご活躍もすごかった年でした。)

それから、今年は、奈良のお菓子屋さん「ぷちまるカフェ」さんの「古墳ケーキ」も有名になりました。

まだわたしは食べられていないので、来年はぜひ味わいたいです。

以上が、今年のお菓子作り考古学的ニュースでした!

最近、考古学だけでなく、地質や地形の分野など、お菓子を使って楽しく学んでしまおうという活動が目立ってきているように思います。

専門的なテーマについて様々な立場の人が自由に楽しみ方を見出して、そこから新しいつながりが生まれていくのは、とてもわくわくするムーブメントですね。

どうぞ来年もよろしくお願いいたします。