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2015年02月06日 00時28分 JST | 更新 2015年04月07日 18時12分 JST

中流階級の経済のために描いた青写真

私たちは限られたわずかな人だけが成功する経済を受け入れた方がいいのだろうか? それとも努力をする人なら誰でも収入とチャンスを増やしてあげることのできる経済を目指すべきなのだろうか?

Pool via Getty Images
WASHINGTON, DC - FEBRUARY 5: U.S. President Barack Obama speaks during the National Prayer Breakfast February 5, 2015 in Washington, DC. Obama reportedly spoke about groups like ISIS distorting religion and calling the Islamic terror group a 'death cult.' (Photo by Dennis Brack-Pool/Getty Images)

アメリカの再生は本物だ。経済は成長し、赤字は縮小、産業は活性化しており、エネルギー資源の生産も爆発的に伸びている状態の中、アメリカは景気後退から立ち上がり、地球上のどの国よりも自由に自分の国の未来を決めることができる。

そこで私たちは、その未来がどのようになってほしいかを選ばなけれないけない。私たちは限られたわずかな人だけが成功する経済を受け入れた方がいいのだろうか? それとも努力をする人なら誰でも収入とチャンスを増やしてあげることのできる経済を目指すべきなのだろうか?

私は一般教書演説のなかで、中間層の経済状態こそが新しいアメリカの経済のなかでより多くのアメリカ人が前に進むための助けとならなければならないと強調した。国として、私たちは働いている家族たちの給与明細をもっとよくし、全ての年齢のアメリカ人にスキルを磨いてもらってより高い給料を稼げるようにチャンスを与え、自国のビジネスのために世界のどの国よりも競争力のある経済を作り上げなければいけない。

私は議会に自身の予算案を提案する。中間層の経済状態を21世紀へと進ませるためのプランだ。まず、国の経済を成長させ、安全保障を高めるために必要な投資を行うことを提案したい。私たちは、新しい先進的な産業の中心地を建設し、崩れそうなインフラを建てなおし、耐性をもったバクテリアと戦い、肥満やガンに効く新しい治療法を見つけるために最先端の科学を利用した個別医療の新時代へと導く。働いている親たちには賃金の保証された病気休暇で前に進むためのチャンスを与え、全ての年齢のアメリカ人に、責任ある学生にはコミュニティ・カレッジの学費を無料にすることで新しいスキルを得るためのチャンスを与える。そして21世紀の軍隊には国際的な挑戦に強く持続的なアメリカのリーダシップをもって立ち向かうための投資をする。こうした提案は実用的なもので、民主・共和どちらの党も支持できるものだ。

しかし、民主党と共和党がよく対立するのは、こうしたアイデアのために資金をどのように捻出するかということだ。私が大統領の役職について以来、第二次世界大戦以降、最速で赤字が減少したことを誇りに思う。私の予算案はその発展を、健康維持プログラム、税法、そして崩壊した移民のシステムを見直すことでさらに強化するものだ。投資ファンドの抜け穴によって富を持ったアメリカ人が不労所得によって税金を払うことを逃れられないようにし、その金は中間層の家庭が支払う税を減らすために使われるだろう。もし議会が私の予算案を通過させるなら、私たちの国はGDPと同様に減り続けている負債を持った財政の持続的可能性を試す重要な試練を受けることになるだろう。

もちろん、こうした常識ある未来への投資をこれ以上赤字を増やすことなく行うには、ここ数年の予算についての議論を支配していた、生み出された危機の数々についてページをめくる必要がある。私たちの回復は、議会が政府を停止させて、アメリカ合衆国の全面的な信頼と信用を危機に晒したときに止められてしまった。もうこれ以上同じことをしている余裕はない。そして私たちは2013年に私が署名し、両党によって成立した予算についての合意を強化しなければならない。この合意は恣意的で、全面的な「歳出削減」として知られた予算の減少を食い止めるのに役立った。2014年の合意は経済の成長を、財政を損ねることなく加速させるのに役立った。私たちは国の主要な優先事項への投資を、2007年以降では最も低いレベルにまで赤字を減らしながら行うことができた。

賃金と収入の増加を加速させるためにも、私たちは次のステップへ踏み出さなければならない。だから私の予算案は2016年に国内の優先事項のために歳出削減を完全に転換するものとなる。これらの投資と、防衛のための出資によって同等に増加するドルは同程度のものとなる。もし議会が私のプランと、これらの恣意的な予算削減を無効化することを拒否すれば、経済と軍事の両方を危機に晒すことになる。主要なエリアでの投資は10年以内に最低のレベルにまで落ち込み、インフレへと調整され、アメリカの研究、教育、インフラ、そして国の安全保障を危うくするだろう。だがもし議会が私に賛同してくれるなら、私たちは予算削減を終わらしたとしても、無駄な歳出や税の抜け穴を閉ざすことでその分を取り戻すことができる。

私が議会に提出しようとしている予算案は、新しい経済で成功する青写真となるものだ。議会には私の方法に反対する共和党議員がいることを知っている。ならば、私は彼らが中間層が成長するためにどのような予算を組むべきか、アイデアがあればぜひ聞かせてもらいたい。だが私たちは、子供への手当や大学などが重要なものではない、あるいは、中間層の家庭が前に進むためにできることなど何もない、などという態度はとれない。

なぜなら、私たちにはまだするべきことがあるからだ。国として、私たちは困難な時もそれを可能にしてきた。私たちは新たな基礎を築きあげた。私たちには決めるべき新しい未来がある。そして私は熱意をもって仕事にとりかかるつもりだ。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。