自転車に乗りながらのスマホが危険なのは理解できるけど、実際どれくらい危険なの?そんな「ながらスマホ」の危険性を可視化する実証実験をKDDI、au損害保険が実施しました。
実験は、愛知工科大学 小塚一宏名誉・特任教授監修のもと、関西学生連盟の協力を得て実施。
視線計測装置を装着した大学生11名を被験者として、スマートフォンのメッセージ画面を操作しながら自転車を走行した場合、どの程度の危険があるか検証しました。その結果、下記のような差異が得られたといいます。
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<歩行者の見落とし回数>
通常時「1.3回」から、ながらスマホ時「2.0回」に増加し、率にして5割増となった。
<歩行者を認識するまでの時間>
通常時「1.0秒」から、ながらスマホ時「1.7秒」に遅れた。
<歩行者を注視する時間について>
通常時に比べ、ながらスマホ時で「23%」に減少した。
こうした「ながらスマホ」は携帯電話の普及とともに社会問題化。2017年12月7日には、神奈川県川崎市で自転車に乗りながらスマホを操作していた女子大生が、商店街を歩いてた高齢女性に衝突し死亡させてしまう事故も発生しています。
(2018年3月22日Engadget日本版『自転車「ながらスマホ」はどれくらい危険? 実験結果をKDDIなどが公開』より転載)
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