Jim Watson /Getty Images
12月14日、次期米国大統領ドナルド・トランプ氏が米国の主要IT企業幹部を招いて会談を行いました。その際トランプ氏はごきげんな様子で「あなた方を支援したい」と申し出ており、雇用創出への期待を伝えています。ところが、そこには(本来なら呼ばれてもおかしくない)Twitterの名前がありませんでした。
会談に出席したのはアマゾンのジェフ・ベゾスCEO、Facebookのシェリル・サンドバーグCOO、マイクロソフトのサティア・ナデラCEO、テスラモーターズ/SpaceXのイーロン・マスクCEO、インテルのブライアン・クルザニッチCEO、IBMのジニ・ロメッティCEO、そしてシスコシステムズのチャック・ロビンスCEOなど。
IT企業の中にはヒラリー・クリントン候補支持者が多かったこともあり、今回の会談にはトランプ氏支持者でありIT企業にも顔がきくピーター・ティール氏(Paypal共同創業者)が橋渡し役を買って出たとのこと。
ただ、そこには本来呼ばれて然るべきTwitterのジャック・ドーシーCEOの姿はありませんでした。トランプ氏の政権移行チームは、Twitterを呼んでいない理由について、企業規模が小さすぎるとコメントしています。しかしReutersなどは、選挙期間中にジャック・ドーシーCEOの判断でトランプ氏側のスポンサードハッシュタグ掲載を拒否したことに、トランプ氏が怒り心頭だったことが原因だと報じています。
Twitterは大統領選当時、トランプ陣営が求めたハッシュタグ(#CrookedHillary)はユーザーからみてそれが広告とは判別できない可能性があることが拒否の理由としていました。
実際のところ、トランプ氏はTwitterのヘビーユーザーであり、今日も「ビル・ゲイツがトランプ・タワーに挨拶に来たよ」などと1700万人のフォロワーに意見を発信し続けています。
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(2016年12月15日 Engadget日本版「トランプ次期大統領、IT企業との会談にTwitterを呼ばず。理由は「規模が小さすぎる」から。選挙で遺恨の噂も」より転載)