自主隔離中の93歳の女性「ビールが足りなくなった」。危機感を訴えたら、ビール会社から150缶届く

非常事態には、思い切った解決法が必要だった
KDKA

アメリカ・ペンシルバニア州セミノールの街に住むオリーブ・ヴェロネージさんは、ある問題に直面していた。

新型コロナウイルス感染を避けるために自主隔離していたのだが、ビールの在庫が残りわずかになってしまったのだ。

「残りが12缶になってしまったんです。わたしは毎日ビールを飲んでいます。ビールにはビタミンが含まれているんですよ。飲みすぎない限り体にいいんです」と、ヴェロネージさんは地元のテレビ局KDKAのインタビューで話す(ちなみにビールには、セレン、ビタミンB、リン、葉酸、ナイアシン、タンパク質、食物繊維などが含まれている)。

非常事態には、思い切った解決法が必要だ。ヴェロネージさんは娘や近所の人たちに伝えるために「もっとビールが必要です!!」と書いた紙を持って窓際に立った。

ヴェロネージさんの親戚が撮った写真は拡散し、1万以上いいね!された。KDKAによると、写真を見てビールを送ると申し出た人もいる。

そして、写真が話題になったことで事態が好転した。

ヴェロネージさんが写真で持っていたビール、「クアーズライト」を作っているモルソン・クアーズ社が、4月13日にヴェロネージさんに150缶のビールを届けたのだ。

「速報です。窓際で「もっとビールが必要」というサインを掲げたペンシルバニア州セミノールに住む93歳のオリーブ・ヴェロネージさんに、クアーズライトからビールが届きました。クアーズライトによると150缶届けたそうです」

画像には「ビールをもらいました!」と嬉しそうにサインを掲げるヴェロネージさんの姿がうつっている。150缶あれば、5カ月は持つだろう。

ビールを届けたことを伝えるクアーズライトのツイートには、「素晴らしい」「私も欲しい」と言った様々な反応が投稿されている。

「素晴らしい。クアーズライトすごく良いことをしましたね。感謝とサポートのために、御社の製品を買います」

「タダでクアーズライトが欲しければ、SOSサインを出せばいいのかな?それだったら山ほどの写真と『ビール送って』サインを送るよ、クアーズライトさん😂」

「ところで、ちゃんと年齢確認しました?」

「ありがとうございます!十分な在庫が届いたと聞きました」

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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