アメリカ・バージニア州で、高校バスケットボール部のコーチが、部員である13歳の選手になりすまして試合に出場した後、解雇された。
解雇されたのは、チャーチランド高校バスケットボール部ジュニア女子代表チームのアシスタントコーチだったアリーシャ・ボイキンズだ。
地元テレビ局WAVYによると、ボイキンズは1月21日に行われた学校代表チームの試合に、選手の女子生徒のふりをして出場。なりすまされた生徒の両親が学校に苦情を申し立て、ボイキンズは解雇された。
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生徒の父親は「コーチは子どもたちに誠実さなどを教える立場のはずなので、ショックを受けた」とWAVYのスポーツジャーナリスト、クレイグ・ローパーに語っている。
さらに、試合でこのなりすまし行為を奨励したとされる学校代表チームと女子代表チームの監督も解雇されたという。
チャーチランド高校を管轄するポーツマス公立学区は「ボイキンズと代表チーム監督はもう雇用されていない」とハフポストUS版の取材に答えた。
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WAVYのニュース動画には、ボイキンズが背番号1の黒いユニフォームを着用してプレーする場面が映っている。
ポーツマス公立学区によると、ジュニア代表と代表チームの選手たちは、保護者が出席したミーティングで、今シーズンの残りの試合をすべてキャンセルすると発表した。
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一方、ボイキンズがなりすました選手の両親は「娘はもうチャーチランド高校に通いたくないと言っている」とWAVYに話し、学校に謝罪を求めている。
1月には他にも、29歳の女がニュージャージー州の高校に偽造した出生証明書を使って入学した後、逮捕される事件があった。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。