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2021年08月12日 13時16分 JST

バットマンの相棒ロビンはバイセクシュアル。最新刊で新たな展開にSNSで喜びの声

「セクシュアリティというのは、自らが探していくものだということへの敬意を払いたかったのです」とライターは語っています

COURTESY OF DC
『バットマン:アーバンレジェンズ』の最新刊の表紙に描かれた、バットマンとロビン

バットマンの相棒のロビンがバイセクシュアルであることが、『バットマン』最新刊で描かれた。ファンらは喜びの声をSNSに投稿している。

DCコミックスのアンソロジーシリーズ『バットマン:アーバンレジェンズ』で、バイセクシュアルだと描かれたのは、3番目のロビンであるティム・ドレイクだ。

この最新刊のエピソードで、ドレイクは昔からの友人であるバーナード・ダウドとデートに出かける約束を交わした。

最新刊で描かれたロビンとバーナード

バットマンの長い歴史の中で、ロビンはこれまでも「性的マイノリティではないか」と言われてきた。しかしこれまで、ロビンは異性愛者して、女性との恋愛が描かれてきた。

しかし『バットマン:アーバンレジェンズ』の最新エピソードでは、自身のセクシュアリティに対するティム・ドレイクの心の動きや、バーナードとのロマンスが描かれている。

このエピソードで、ロビンは悪者に追い詰められたバーナードと再会。

その時に、自分を助けてくれたスーパーヒーローが友人だとは気づいていないバーナードから、再会はデートのようだったと言われる。

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その言葉にロビンはハッとし、「自分の頭と自分は同じであるはずだ、しかしすべてのつじつまがあうわけではない。周りはどうしたいんだと尋ねるが、自分にはわからない。それがなんであろうと、いつも手が届かないもののように感じてきた。今までは」とセクシュアリティについて自問自答する。

そして、バーナードが危険から脱した後、ドレイクはバーナードからデートに誘われる。

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その誘いに「そうだね、デートしたいよ」とドレイクは応じている。

当事者らがSNSで反応

ストーリーはここで終わり、次号に続く。今後の展開はまだわからないが、性的マイノリティー当事者の多くが最新号の展開を支持しているようだ。

LGBTQ擁護団体のGLAADは、「コミックの中でのLGBTQのキャラクターとストーリーの量や質、多様性はこの数年で急激に増えました。私たちはロビンのニュースを喜んでいます。バイセクシュアルの男性のメディアでの可視化はとても低いですから」とコメントしている。

また、読者からも様々な声が投稿されている。

ずっとこのキャラクターが好きでした。バイセクシュアルであって欲しいと願ってきましたが、私自身も今カミングアウトして、バイセクシュアルであると言えると感じています

ティム・ドレイク/ロビンがバイセクシュアルであることがオフィシャルになった。このエピソードを書いたライターに拍手を。バットマン神話がとても素晴らしく描かれている。ティム・ドレイクの長年のファンより

ロビンがバイセクシュアルだったってことに、泣いている。すごく最高。これが私にとってどれだけ重要なことか今まで気がつかなかった

『バットマン:アーバンレジェンズ』のライター、メガン・フィッツマーティン氏によると、ロビンのセクシュアリティについて次回さらなる展開がある。また、ドレイクの性的指向が決まったわけではないという。 

「セクシュアリティというのは、自らが探していくものだということへの敬意を払いたかったのです」とフィッツマーティン氏はポリゴンに語っている。

また「はっきりさせておきたいのですが、彼のステファニーへの気持ちは100%本物です。バーナードへの気持ちも同じです。しかし、ティムはまだ自分のことを探しています。彼は自分のことを説明できる言葉はまだ持っていないと思います」とも述べている。

フィッツマーティン氏はSNSで、展開を支持したファンへの感謝も表明しており、「私の執筆が目指しているのは、神がどれだけあなたを愛しているかというのを伝えることです。あなたはとても愛されていて、大切な存在。ティム・ドレイクと彼の物語を信頼してくださったことに心から感謝します」と述べている。

また、本作の漫画家ベレン・オルテガさんも、「皆さんからの驚くほどのコメントや愛に圧倒されています。私のDCコミックでの最初のシリーズをサポートしてくれてありがとう」とツイートしている。

ロビンは、すでにLGBTQ当事者であることを公表しているスーパーヒーローたちの1人に加わったことになる。

マーベルは3月に『キャプテン・アメリカ』のアーロン・フィッシャーが、ゲイの若者だと発表している。

またディズニープラスで配信されているマーベル・スタジオ『ロキ』の主人公ロキも、バイセクシュアルだと公表した。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。